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「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。
今日はこちら。
ミッションインポッシブル.jpg
トム・クルーズの人気シリーズの最新作が、
今ロードショー公開されています。
今回は前後編の前編の公開ですが、
それでも2時間半を超える長尺です。

これはかなり面白かったですよ。

まあ、おバカにも分かるように作られた、
典型的なおバカ映画の超大作なのですが、
良い意味でのその能天気さ、おバカ加減がとても良い感じで、
殆どルパン三世のアニメを実写化したような世界観なのですが、
全体を統一した作品として見せるのではなく、
充実したアクションの見せ場を、
串団子のように次々と繰り出して、
その途中にはちょっとした休憩を挟む、
というような作りです。
それが観客の生理にも合っていて、なかなかいいんですよね。
2時間半を超えるとさすがに長い、と感じることが多いのですが、
今回はあまりそうした印象は持ちませんでした。

最初からスリリングなシーンをてんこ盛りで繰り出して、
まず空港の複雑な逃走劇に爆弾解除が絡むでしょ、
クロスワードのような複雑な構成が凄いですよね。
それから一呼吸おいて、
今度はローマのカーチェイスでしょ。
それからベニスに場所を変えて、
キャラが総登場して格闘の連鎖劇、
更にオリエント急行とアルプスを配して、
列車の密室と天空からの滑空が絡むという、
ダイナミズムも見ごたえがありました。

マクガフィンは、
合わさると十字架になる2本の鍵と、
世界を支配出来るAIのコードでしょ。
まあ極めて通俗的でおバカ対応ですよね。
「トップガン・マーヴェリック」のヒットが分かっているので、
もう若くないトムが、
敵にデジタルは支配されてしまっているので、
アナログで戦うという趣向で、
中高年の心も掴んでいます。
さすがですね。

別に新味はないのですがキャストも魅力的ですし、
映像のクオリティも高いので、
ちょっと贅沢な気分に浸ることが出来ます。
この点は最近同じ層をターゲットにしたと思われる、
「インディジョーンズ」より、
数段ワクワクする出来栄えになっていました。

唯一大好きなレベッカ・ファーガソン姉さんが、
あまり活躍しなかったのが残念でした。

この夏おそらく一番何も考えずに楽しめる娯楽作で、
夏休み映画としては、
ほぼ完璧と言っても言い過ぎではないのではないでしょうか?

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
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