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「シン・仮面ライダー」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は土曜日で午前中は石田医師が、
午後2時以降は石原が外来を担当する予定です。

土曜日は趣味の話題です。
今日はこちら。
シン仮面ライダー.jpg
庵野秀明監督による過去の特撮レジェンドを、
庵野流にリクリエーションする企画の第3弾として、
「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」に次いで、
「シン・仮面ライダー」が公開されています。

これは過去2作と同じく一般公開初日に観たのですが、
多くの皆さんと同じように、
正直かなりガッカリしました。

「シン・ゴジラ」は中盤に向け徐々に盛り上がる、
という感じがあったのですが、
「シン・ウルトラマン」はオープニングのみ抜群で、
その後はオヤオヤという場面が続き、
ラストの貧弱なCGショーには、
失望以外のものを感じませんでした。
そのため今回は、
それほどの期待はせずに足を運んだのですが、
最初のクモ男(クモオーグ)のパートのみまあまあで
その後はまあ、とても恥ずかしいような感じで、
半分目を閉じて見ていたのですが、
後半に至っては、所謂「脱力超大作」そのもので、
「シン・ウルトラマン」をより劣化させたような、
CGパートがアクションの代わりに挿入され、
グッタリした気分で映画館を後にしたのでした。

まさかここまで酷いとは、
とちょっと想定外だったのですが、
良く考えると「実写版キューティーハニー」という、
こちらも信じられないくらい酷い作品があり、
それも庵野監督作品だったのですから、
こうしたジャンルの実写映画としては
これが庵野監督の定常運転であるのかも知れません。

これ、どう考えても肉弾戦のアクションをやるべきでしょ。
ドキュメンタリーを見ると、
それをやろうとしていたのに、
結果として監督が全て気に入らなくて、
それで最終的にはCGショーにしてしまったようなのですね。
何でそんなことをするのかしら?
天才の考えることは、
とても理解が出来ません。
肉体を否定すること自体は良いと思うのですが、
あのお絵描きのようなCGが、
それより良いとはとても思えないですよね。
本当に監督は自分の目で、
出来上がりの映像を見たのかしらと、
そんなことまで考えてしまいました。

それでも、ここまで公開前に、
ワクワクさせてくれる監督はいないことも確かで、
どうせ騙されてもそれはそれで構わないので、
これからも開けてビックリの壮大な見世物映画を、
監督には期待したいと思います。
どうせ駄目だと思っていると、
時々「悪くないじゃん」と思うことがあり、
ごくまれに、
身を乗り出すような作品があるので目が離せないのです。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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