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「映画ネメシス 黄金螺旋の謎」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は祝日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。
今日はこちら。
ネメシス.jpg
少し前ですが日本テレビ系列で放映された、
ドラマの映画版が公開され、
ミステリー映画は嫌いではないので足を運びました。

このドラマは意欲的なエンターティンメント映画を、
複数脚本監督している入江悠さんがメインで関わり、
複数のミステリー作家がアイデアを提供する、
というような前宣伝で始まったのですが、
蓋を開けてみると、
緩い探偵事務所もの的な雰囲気で、
本格ミステリー的な要素は皆無と言って良い内容だったので、
あの前宣伝は一体どのような意味だったのだろうか、
と肩透かしにあったような気分になりました。

こちらはその映画版で、
脚本は秦建日子さんです。
内容的にはテレビシリーズで解決されなかった、
ヒロインの秘密の処理について、
一応の決着を付けている、
というような内容になっているので、
本来はシリーズ終了後すぐに公開する予定であったところ、
コロナ禍の事情があって、
2年スライドしてしまった、
というように思われます。

予知夢を見て、夢と現実がリンクする、
という内容になっているのですが、
そのトリックがかなり微妙なもので、
作品のスタイルを選ぶかなあ、という感じがするのですが、
作品の雰囲気が、このトリックを成立させるために、
あまり合致したものとは思えませんでした。
クライマックスではアクションにリンクして、
背景がCGでグルグル変わるのですが、
これはもう散々マーベルなどで見慣れた光景を、
とてもしょぼく再現されるので、
「あーあ」という気分になってしまいました。

こうしたテレビドラマの映画化は、
フジテレビ系列のものが最も出来が良くて、
他の系列のものは、
テレビドラマとしての出来は優れていても、
映画はしょぼくて酷いことが通例ですが、
今回もその通例通りの結果になっていたように思います。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い祝日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
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