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「エターナルズ」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は土曜日で、
午前午後とも須田医師が外来を担当する予定です。

土曜日は趣味の話題です。
今日はこちら。
エターナルズ.jpg
マーベルコミックのシリーズの新作が、
今ロードショー公開されています。

これは映画としては新シリーズの1作目で、
「ノマドランド」でアカデミー賞を受賞した、
クロエ・ジャオ監督が演出をし、台本にも関わっています。

多くのキャストが登場しますが、
主役は中国系のジェンマ・チャンで、
まあ今の世界状況を反映したような座組になっています。

これはそう悪くなかったですよ。

僕の年代の感覚からすると、
石ノ森章太郎の「サイボーグ009」みたいなお話、
その後半の、変に壮大になって来る辺りの感じですね。
と言うことは、
意外に「エヴァンゲリオン」にも似たタッチの、
大風呂敷感のある作品です。

エターナルズというのが神様の集団で、
その神様というのは、
地球外生命体の作った、
ロボットみたいなものなんですね。
それが数千年前に地球に降り立って、
人間の天敵である怪物と戦うのです。
その怪物は一旦滅ぼされて、
エターナルズも解散するのですが、
何故か宇宙に帰れという指令が来ないので、
そのまま地球人として生活していると、
現在になって突然怪物が復活して現れるのですね。
エターナルズは再集結するのですが、
実はそれは人類絶滅に繋がる、
カウントダウンだった、
というお話です。

通俗娯楽作品ではあるのですが、
さすがクロエ・ジャオという感じもあるのですね。
10人(多分)のエターナルズを描き分けつつ、
数千年の時間も俯瞰して、
「破壊神目覚める」みたいなクライマックスを、
曲りなりにも成立させている力業には感心しますし、
かつて愛し合った2人が、
敵味方に分かれるという情感も、
なかなか良い感じです。

自然の風景の中に宇宙船などの異物を出現させる感じや、
バビロンの都を俯瞰で描くキャメラの感じは、
ビルヌーブ監督の「デューン」にとても良く似ていて、
同じようなスタッフが、
両方の映画に関わっているのかな、
という感じもしました。

また例によって続編も作られるようですし、
アベンジャーズとのリンクもありそうです。
それほどこのジャンルに熱意はありませんが、
それでも時々は覗きに行こうかとは思っています。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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