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オフィスリバープロデュース「お目出たい人」 [演劇]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。
今日はこちら。
お目出たい人.jpg
これは少し前ですが、
下北沢のスズナリで、
如何にも小劇場という感じの舞台に足を運びました。

新作だと思って観に行ったのですが、
これは水谷龍二さんが1995年くらいに、
椿組に書き下ろした作品で、
その初演もスズナリだったようです。

仕事も生い立ちも共通点のない、
それぞれ初対面の6人の男女が、
共通の知り合いであった孤独な男の通夜に集まる、
というお話で、
1時間30分弱くらいの小品ですが、
役者さんはいずれも歴戦の勇者的な小劇場の手練れなので、
その共演を心ゆくまで味わうことが出来る、
というような作品です。
途中でカラオケなど芸合戦、
という感じの趣向もあり、
小劇場ファンには至福の時間を過ごすことが出来ます。

内容的には拳銃を売って借金の足しにする、
というビックリするような設定があり、
それがそのままスルーされてしまうのですが、
これは1995年でも勿論NGだと思いますし、
どう捉えるべきなのか、
正直ちょっと悩んでしまいました。

渋川清彦さんが大好きなので足を運んだのですが、
どちらかと言えば目立たない役回りでした。
それを淡々とこなす渋川さんも勿論良いのですが、
正直もう少し無理難題を押し付けられて、
無茶ブリに悩むような姿も、
見て見たかったな、というようには感じました。

渡辺哲さんのお芝居を、
最近あまり観る機会がなかったのですが、
とてもお元気で驚きましたし、
そのいぶし銀の迫力に惚れ惚れしました。

そんな訳で如何にも小劇場的な役者を楽しむお芝居で、
とても楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

ありがとうございます。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
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