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カンコンキンシアター28 クドい! [演劇]

こんにちは。
六号通り診療所の石原です。

朝から健診結果の整理などして、
それから今PCに向かっています。

今日は土曜日なので趣味の話題です。

今日はこちら。
カンコンキンシアター.jpg
関根勤座長による年に一度のお祭りのような舞台、
カンコンキンシアターが、
大久保のグローブ座で上演中です。

僕はこれは割に好きで、
15年以上は見ています。

最初は何度か妻と行きましたが、
その直後に妻が入院したり骨折したりと、
悪いことばかりが起こるので、
その後は1人で見ています。

僕が見始めた頃は、
前半がコント集のような感じで、
休憩を挟んだ後半は、
流行っていたドラマや映画の、
パロディのお芝居になり、
その後に座長と出演者全員による、
反省会になるのがいつものパターンで、
関根勤が新作物真似の初披露をする、
というのも定番でした。
最初に見た時の水野晴郎の物真似が、
大爆笑の出来で、
ダラけて詰まらないネタも多かったのですが、
それが忘れられずに、
今でも見続けています。

その後何度か構成が変わり、
主力メンバーであったルー大柴や剛州などが、
大量に抜けて、
会場もシアターアプルからグローブ座に代わりました。

シアターアプルの後期では、
上演時間が矢鱈と長くなり、
終演が時に夜の11時半を過ぎるようになっていましたから、
このままでは続かないな、
というような感じがありました。

一方でグローブ座に移り、
出演者も大きく減ると、
時間も10時は過ぎなくなって、
見易くなったのは良いのですが、
かつての過剰さのようなものが希薄になり、
座長関根勤も心なしか元気がなく感じられ、
正直面白さはかなり落ちました。

ただ、2年前くらいからは、
構成もかなり整理され、
イワイガワ、ずん、エネルギーの3コンビが、
それなりの安定感を見せるようになったので、
上り調子に思えるようになりました。

昨年も悪くなかったのですが、
今回は更に構成を変え、
出演者も絞り込まれて、
ネタ自体の作品としての出来も良かったので、
単独の公演として考えると、
この10年くらいで最良の出来と言っても、
過言ではないように思います。

剛州などのベテラン勢をバッサリ切り、
今回は今井久美子などのお局格の女性陣も、
バッサリ切って、
段階的にスリム化を図って、
結果として成功したのだと思います。

ただ、座長の関根勤が、
非常に出来は良かったにも関わらず、
客席の反応があまり良くなく、
特に整形タレントを罵倒したりすると、
「そんな酷いことを言わなくても…」というような空気が、
場内を覆ったのが印象的で、
時代の移ろいを感じました。

関根勤のテレビでは見られない毒舌と、
エロ漫談のようなやや過激な語りが、
カンコンキンシアターの本質的な部分である筈ですが、
今回一番観客の心を掴んでいたのは、
イワイガワの井川修司の毒舌で、
そこにカンコンキンシアターそのものの、
危うさのようなものを感じました。

関根勤自身も、
今回の舞台の出来栄えには、
おそらく自信を持っていると思うのですが、
それでいてこの反応の違いには、
戸惑いを感じているのではないでしょうか?

年齢層の広いメンバーのお笑い主体の舞台というのは、
なかなか難しいものだと思う共に、
かつて演芸の主力の1つであった、
同業者の罵倒とエロ漫談のようなものは、
タブーとして忌避される方向に進んでいるように、
改めて思いました。

色々な意味で、
寛容な時代ではなくなっているようです。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。

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よろしくお願いします。

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