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2023年に観た映画を振り返る [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

クリニックは年末年始の休診期間中です。

今日は昨年観た映画を振り返ります。
昨年映画館で観た映画がこちらです。

1.かがみの孤城
2.イチケイのカラス
3.レジェンド&バタフライ
4.イニシェリン島の精霊
5.THE FIRST SLAM DUNK
6.アントマン&ワスプ クアントマニア
7.エンパイア・オブ・ライト
8. バビロン
9. #マンホール
10.ベネデッタ
11.エゴイスト
12.RRR
13.エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
14.ボーンズ アンド オール
15. シン・仮面ライダー
16.ケイコ 目を澄ませて
17.シャザム2
18. フェイブルマンズ
19.Winny
20.映画 ネメシス 黄金螺旋の謎
21.search #サーチ2
22.逆転のトライアングル
23.ロストケア
24.ヴィレッジ
25.TAR ター
26.最後まで行く
27.せかいのおきく
28.ザ・ホエール
29.ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
30. ザ・フラッシュ
31.M3GAN ミーガン
32.インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
33.岸辺露伴 ルーヴルへ行く
34.1秒先の彼
35.君たちはどう生きるか
36.ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE
37.Pearl パール
38.イノセンツ
39.ヴァチカンのエクソシスト
40. キングダム 運命の炎
41. クライムズ・オブ・ザ・フューチャー
42. リボルバー・リリー
43. アステロイド・シティ
44. ブギーマン
45. スイート・マイホーム
46. バービー
47. 福田村事件
48. アリスとテレスのまぼろし工場
47. BAD LANDS バッド・ランズ
48. 栗の森のものがたり
49. キリエのうた
50. 月
51. キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
52. お前の罪を自白しろ
53. 愛にイナズマ
54. ゴジラ−1.0
55. ドミノ
56. 首
57. 怪物の木こり
58. 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
59. トーク・トゥ・ミー
60. ナポレオン
61. PERFECT DAYS
62. サンクスギビング
63. 枯れ葉

以上の63本です。
昨年も何かせわしなく、
何とか毎日を凌ぐという感じで過ごした1年でした。
かなり映画館に行ける時間は減りましたが、
昨年よりは多くの作品を観ています。

良かった5本を洋画と邦画とに分けて、
エントリーしてみます。
2023年に公開された新作に限っています。

それではまず洋画編です。

①ザ・ホエール
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2023-05-28-1
これは舞台劇の映画化ですが、
肥大した知性を持つ孤独な男が、
絶望した人生の最後に、
人生を踏み外した娘を救おうと格闘する物語で、
その伏線が張り巡らされた密度の高い作劇と、
ラストの盛り上がりが素晴らしく、
昨年最も興奮して観終えた1本でした。

②フェイブルマンズ
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2023-05-28-1
巨匠スピルバーグの自伝的映画という触れ込みですが、
両親との葛藤が非常にシリアスに描かれ、
その生々しさには驚かされましたし、
如何にもスピルバーグらしい映像技巧も盛沢山で、
まさに見応え満点の
巨匠の傑作の1つであることは間違いがないと思います。

③TAR ター
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2023-05-28-1
エリートの女性指揮者が、
学生へのパワハラを指摘されたことをきっかけとして、
その地位の全てを失うことになる、
今の時代の狂気を象徴するようなドラマで、
外連味たっぷりの作風は、
ちょっとアクどいという感じもするのですが、
ポランスキーの妄想恐怖映画を思わせるようなスタイルも魅力で、
ケイト・ブランシェットの演技も圧倒的でした。

④逆転のトライアングル
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2023-04-22
ヨーロッパの白人特有の恐怖を、
グロテスクに煽情的に描いた怪作で、
かなり悪趣味なので好みは分かれる映画ですが、
その追求の仕方は純ヨーロッパ的で魅力に溢れていました。
船上の嘔吐シーンには唖然とさせられましたね。

⑤キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2023-11-05-1
スコセッシ監督のもと、
デ・ニーロとディカプリオが共演した大作で、
アメリカ開拓時代の歴史の暗部を、
堂々たるタッチで描いた力作です。
ちょっと長過ぎる感じはあるのですが、
こういう映画をもっと観たいと、
心から思わされました。

それでは次は日本映画のベスト5です。
最近は日本における封切りの映画は、
良くも悪くも邦画が主体になっていますね。

①Winny
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2023-04-01
新鋭松本優作監督が、
ファイル共有ソフトWinnyの開発者が逮捕起訴され、
7年の裁判を戦った実話を、
極めて刺激的で感動的な社会派ドラマとして映画化した作品で、
その見事な構成力と取材の重み、
主演の東出昌大さんを初めとする役者陣の入魂の演技に、
今年一番の深い感銘を受けました。
事実の重みがリアルに感じられながら、
ノンフィクションではなく、
敢くまでフィクションの魅力にも溢れた力作でした。

②PERFECT DAYS
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2024-01-01-2
ヴェンダース監督が描いた、
東京を舞台にした人生スケッチで、
日本人には描けない切り口と映像表現が魅力です。
石川さゆりさんがバーのママ役で歌ったり、
田中泯さんが踊ったりと、
脇もある意味とても贅沢な布陣です。

③キリエのうた
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2023-10-22
岩井俊二さんの映画の中では、
個人的にはとても好きな1本です。
特に前半は大好きな「リップヴァンウィンクルの花嫁」
に似た奇談の雰囲気があって、
即興的な映像も音楽も最高でした。
現実感のない震災の描き方には、
納得のいかない部分はあるのですが、
長く心に残るとても愛しい作品でした。

④エゴイスト
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2023-03-26-1
ドキュメンタリー映画出身の松永大司監督が、
高山真さんの自伝的な小説を元にして、
特異な執着と愛の形を描いた、
感性豊かで刺激的劇映画を撮りました。
河瀨直美監督に近いアップのみを偏執狂的に連ねた演出は、
好みはかなり分かれるところですが、
主役の2人を演じた鈴木亮平さんと宮沢氷魚さんが圧倒的で、
この2人の芝居と映像に酔う映画です。

⑤首
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2023-11-26
本当に心待ちにしていた北野武監督の時代劇映画で、
思っていた以上にぶっ飛んだカルト映画でした。
ちょっと石井輝男監督の残酷時代劇のような、
「悪趣味な爽快さ」があって、
一般受けは絶対にしませんが、
カルトとして長く語り継がれる怪作です。

今年はもう少し沢山の映画を観たいと思いますし、
また良い作品に出逢えればと思います。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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