SSブログ

2022年に観た映画を振り返る [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は大晦日でクリニックは休診です。

今日は今年観た映画を振り返ります。
昨年映画館で観た映画がこちらです。

1.ラストナイト・イン・ソーホー
2.クライマッチョ
3.スパイダーマン・ノー・ウェイ・ホーム
4.ハウス・オブ・グッチ
5.コンフィデンスマンJP 英雄編
6.ノイズ
7.ザ・バットマン
8. モービアス
9. ナイトメア・アリー
10.コーダ 愛のうた
11.ファンタスティックビーストとランブルドアの秘密
12.シン・ウルトラマン
13.死刑にいたる病
14.マルチバース・オブ・マッドネス
15. 流浪の月
16.犬王
17.FLEE
18. PLAN75
19.トップガン マーヴェリック
20.ベイビー・ブローカー
21.神は見返りを求める
22.ノープ
23.ジュラシックワールド 新たなる支配者
24.ブレッド・トレイン
25.この子は邪悪
26.異動辞令は音楽隊!
27.ヘルドックズ
28.沈黙のパレード
29.キングダム2
30. 千夜一夜
31.アムステルダム
32.すずめの戸締まり
33.ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー
34.ある男
35.月の満ち欠け
36.ザリガニの鳴くところ
37.ブラックアダム
38.MEN 同じ顔の男たち
39.アバター ウェイ・オブ・ウォーター
40.余命10年

以上の40本です。
今までになくせわしない1年で、
かなり映画館に行く機会は減りました。
洋画は矢張り配信が多く、
映画館のみで公開される新作というもの自体が、
少なくなっているのが実際です。
実際20本以上は観たいと思う映画を見逃していました。

良かった5本を洋画と邦画とに分けて、
エントリーしてみます。
2022年に公開された新作に限っています。

それではまず洋画編です。

①コーダあいのうた
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2022-05-07-1
今年素直に良い映画だった、と思えた1本です。
聴覚障碍者をメインに据えたドラマは、
日本でも今年流行したという感がありますが、
聴覚障碍者同士が結婚した家族の中で、
唯一聴覚障碍を持たない少女を主人公として、
複雑な家族の機微を描いたという点が斬新で、
あざとい泣かせとは別物の、
純粋で自然な感動に満ちた作品です。
こういう良い映画が、目立って少なくなっているのが、
残念ながら今の傾向であるように思います。

②トップガン マーヴェリック
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2022-07-10
2022年を代表するヒット作であることは間違いがありません。
ベテランパイロットが新人を鍛える物語と思いの外、
「ならず者国家」にかつてのヒーローが、
新人を助けて殴り込みを掛けるというお話で、
かつてのシンプルな善悪二分法のアメリカ映画の世界を、
極めて精緻なリサーチを元に、
力業で再現したノスタルジックな力作です。

③ノープ
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2022-08-27
鬼才ジョーダン・ピール監督の待望の新作は、
モンスター・パニック映画であると同時に、
動物を飼うという行為の裏にある、
人間ならではの屈折した病的な心理を抉り出した、
ピールらしい変態的な映画で、
ややメジャーな映画を志向している点が、
個人的には少し残念ではありましたが、
今年一番興奮した1本で、
唯一アイマックスを含めて2回鑑賞した映画でした。

④アバター ウェイ・オブ・ウォーター
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2022-12-30
「アバター」の13年ぶりの続編は、
ジェームズ・キャメロンの執念を感じさせる力作で、
後半には「タイタニック」を丸ごと取り込んで、
その映像の作り込みの見事さは、
間違いなく今年一番の奇観でした。

⑤スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2022-01-16-1
今年のアメコミ映画の一番のヒット作で、
これまでに別個に登場した3人のスパイダーマンが総登場して、
時空を超えて集結したこれまでの全ての悪役を改心させようとするという、
メタバースを逆手に取って、
全てのサブストーリーを力業で1つにまとめた快作で、
アメコミ娯楽映画の1つの頂点と言って良い作品でした。

それでは次は日本映画のベスト5です。
今年は作品が多かった割には、
クオリティは今一つという印象でした。
ただ、見逃している作品も多いので何とも言えません。

①PLAN75
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2022-06-18
75歳以上で安楽死を選べる世界を描いた、
新鋭監督の冷徹な肌触りの傑作で、
倍賞千恵子さんの名演を含め、
今年一番の完成度と戦慄に満ちた作品でした。

②余命10年
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2022-03-26
難病もので悲恋ものという手垢に塗れた素材を、
藤井道人監督が息を呑むような美しい映像と、
清廉で格調の高い演出で、
完成度の高い力作に仕上げていました。
主演の2人の演技がまた絶妙でした。

③ある男
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2022-11-20
僕の大好きな石川慶監督の新作で、
今年一番期待して映画館に足を運びました。
さすが石川監督というところは随所にあり、
映像の完成度もさすがと感じましたが、
内容的には今一つ食い足りない部分はありました。
次に期待したいと思います。

④異動辞令は音楽隊!
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2022-09-17-1
これも大好きな内田英治監督の新作で、
今回はかなりベタな感動系の日本映画と刑事ドラマとを融合して、
前作ほどの個性はありませんが、
非常に完成度の高い、
胸のすく日本映画に仕上げていました。
完成度で言えば今年一番です。

⑤神は見返りを求める
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2022-06-25
これもまた大好きな吉田恵嗣監督の新作で、
こちらはかなりの問題作。
ユーチューバーに支配されたディストピアとしての日本を描いた、
如何にも吉田監督らしい現代と格闘した壮絶な作品で、
ムロツヨシさんと岸井ゆきのさんという、
希代の曲者役者の競演が一番の魅力です。
ただ、前作の「空白」が圧倒的傑作であったので、
それに比べると構成はやや散漫で、
ラストも少し投げ出し感を感じました。

来年はもう少し沢山の映画を観たいと思いますし、
また良い作品に出逢えればと思います。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い大晦日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
nice!(2)  コメント(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。