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銅像阿弥陀如来坐像(百草八幡神社奉安殿安置本地仏) [仏像]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は祝日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。
今日はこちら。
銅像阿弥陀如来坐像ちらし.jpg
東京日野市にある百草(もぐさ)八幡神社のお祭りが、
2023年は9月16日に催され、
それに伴って本地仏として境内の奉安殿に安置されている、
国指定重要文化財の銅像阿弥陀如来坐像が、
公開されました。

これは神社の近くの壁に貼られていたご案内です。

それからもう1枚。
銅造阿弥陀如来座座像解説.jpg
こちらは奉安殿の傍に立てられていた、
解説の立て札です。

もともと古くから近くにあった、
真慈悲寺というお寺に安置されていた仏様で、
鎌倉時代の1250年に造られたことが銘文で証明されています。
真慈悲寺が廃寺となった後、
本地仏として神社の境内に安置されるようになったようです。

その由来が明確な点もあって、
国の重要文化財に指定されています。

たまたま時間的に可能だったので、
急に思い立って拝観させて頂いたのですが、
非常に素晴らしくて感銘を受けました。

地元のお祭りが盛大に行われていて、
その傍らで御開帳もある、という感じなのですが、
小さな収蔵庫の扉が開かれていて、
中に入ることは出来ませんが、
格子やガラスなどはなく、
間近からストレスなく拝観することが出来ました。
傍に懐中電灯が置かれていて、
地元の人が「それで照らして見ると良く見えますよ」
と言ってくれました。

像高は40センチですから比較的小さな仏様ですが、
実際に相対してみると、
決して小さいという感じは受けなくて、
むしろかなり堂々とした力感を感じます。
そのフォルムの繊細な美しさを含めて、
古仏の素晴らしさを堪能出来る逸品でした。

いずれにしても周囲の華やいだ雰囲気や、
近所の人達がたのしげに集う感じ、
そこで御開帳が行われるという、
その特別感が何より素晴らしく、
これこそ御開帳というものの1つの理想形ではないかしら、
という気持ちにさせられたのです。

素敵でした。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
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