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エリナ・ガランチャの世界 [コロラトゥーラ]


こんにちは。
六号通り診療所の石原です。

今日は日曜日で診療所は休診です。
なるべく家でのんびりするつもりです。

今日はちょっと趣味の話題です。

上の写真はラトヴィア出身のメゾソプラノ、
エリナ・ガランチャです。

先日メトロポリタンオペラのテレビ放送で、
ロッシーニの「チェネレントラ」を観ましたが、
目の醒めるような見事な歌唱で、
非常に驚きました。

多分今技巧的なメゾでは、
バルトリより上だと思います。

彼女は2003年に一度だけ来日し、
「ホフマン物語」のニクラウスとミューズを歌いました。
ただ、これはあまり聴き所の多い役ではないんですよね。
目茶苦茶上手い人なので、
もっと技巧的な大役を、
聴きたかったな、という気がします。

コロラトゥーラの廻しも的確かつ壮麗で、
高音も普通のソプラノくらいは出ますし、
かなりの低音まで安定して声が前に飛びます。
それでこの美貌で演技も上手いのですから、
言うことはありません。

ただ、放送で観たガランチャは、
2003年の時よりは、
かなり年齢を感じました。
2003年の時は、本当にミューズそのものでしたね。

また日本でも歌って欲しいな、とは思いますが、
多分少しピークを過ぎた頃なのだろうな、
という気はします。
こうしたご時勢なのだから、
仕方がないですね。

今日はこれだけです。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
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