SSブログ

第8回健康教室 [告知]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。
 
それでは今日の話題です。

今日は告知です。

それがこちら。
第8回健康教室.jpg
いつものように、
今月も第3土曜日の午前10時から、
クリニック2階の健康スクエアにて、
第8回の健康教室を開催します。

今回のテーマは「最新版遺伝子検査の基礎知識」です。

最近多くの会社から、
遺伝子診断や遺伝子検査が発売されています。
皆さんも宣伝をご覧になったことがあるかと思います。

「遺伝子であなたの病気のなりやすさが分かります」
のようなキャッチコピーがメディアで踊っています。
かなり高額なものですが、
人間ドックでオプションとして導入されていることもあります。

その一方で保険医療機関で遺伝子検査について相談しても、
「あんなものはあてにならない」とか、
「よく分からないので勧められない」
というようなことを言われることが、
多いのではないかと思います。

一体どちらが正しいのでしょうか?

遺伝子検査は将来性と一定の有用性のある検査ですが、
今商品として販売されている検査には、
かなりの限界もあることは事実です。

現時点で遺伝子検査をどのようなものと捉え、
どのように利用することが最も適切なことなのでしょうか?

今回はその答えのない問題を、
極力最新の知見を元にして考えたいと思います。

参加ご希望の方は、
前々日の5月19日(木)の18時までに、
メールか電話でお申し込み下さい。

皆さんのご参加をお待ちしています。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。

第7回健康教室 [告知]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は金曜日でクリニックは休診ですが、
老人ホームやグループホームの診療には廻る予定です。

今日は告知です。
こちらをご覧下さい。
第7回健康教室.jpg
第7回の健康教室が、
4月16日(土)の午前10時から11時(目安)に、
クリニック2階の健康スクエアで開催の予定です。

今回のテーマは尿酸と痛風です。

尿酸が高いと、
何故痛風という関節炎になるのか、
という話題から、
日本と欧米の高尿酸血症に対する治療方針の違い、
そして、
最近のトピックとしては、
尿酸の排泄の仕組みの新たな経路の発見の話や、
尿酸と心血管疾患の関連についての議論など、
比較的狭いジャンルなので、
少し掘り下げた話までしたいと考えています。

毎回オリジナルの資料を作っているのですが、
次第に厚くなって来ています。

参加は無料です。

参加ご希望の方は、
前々日(14日)の午後6時までに、
お電話またはメールでお申し込み下さい。
勿論直接クリニックの受付でもお受けします。

多くの方のご参加をお待ちしています。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。

第6回健康教室 [告知]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

何もなければ1日のんびり過ごすつもりです。

今日は告知です。
第6回健康教室.jpg
今月の19日(土)の午前10時から11時ごろまで、
クリニック2階の健康スクエアにて、
第6回の健康教室を予定しています。

今回のテーマは糖尿病です。

糖尿病についての最新の考え方から、
次々と発売される糖尿病の新薬との付き合い方まで、
なるべく分かりやすくお話をしたいと思います。

参加希望の方は、
前々日(17日)午後6時までに、
お電話かメールでお申し込み下さい。

皆さんの参加をお待ちしています。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。

第5回健康教室 [告知]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。
体調が悪く今日は大分寝坊しました。

それでは今日の話題です。

今日はこちら。
第5回健康教室.jpg
今日は告知です。

2月20日の午前10時から11時頃まで、
クリニック2階の健康スクエアにて、
第5回の健康教室を開催します。

今回のテーマはシンプルに血圧にしました。

最近SPRINT試験なども発表され、
血圧コントロールの基準値については、
色々と議論があります。
この辺りの話から、
そもそも血圧とはどういうものか、
どのような測定法があるのか、
というような話も取り上げたいと思います。

参加ご希望の方は、
2月18日の午後6時までに、
お電話やメールでお知らせ下さい。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。

第4回健康教室 [告知]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

少し前に奈良から戻って来たところです。
今年は昨日から風邪をひいてしまい、
殆どホテルで臥せっているだけで終わってしまいました。

今日は告知です。
今月も第3土曜日の午前10時から、
クリニック2階の健康スクエアにて、
第4回の健康教室を開催します。
そのちらしがこちら。
第4回健康教室.jpg
今回は「賢い健康診断の受診法」と題しまして、
皆さんが受けている検診や人間ドックに、
どのくらいの効果が期待出来るのか、
それとも一部の先生が声高に言われているように、
全く受けるだけ無意味なものなのか、
その辺りを最新のデータを元に、
検証したいと思います。

その上で現時点で最も賢い健診の利用法を、
僕なりに皆さんと考えたいと思います。

前回から完全オリジナルの資料を作りまして、
参加された皆さんにお配りしています。

今回も資料も充実させたいと思いますので、
どうかお気軽に参加をお願い出来ればと思います。

参加希望の方は、
メールか5日以降にお電話でお願いします。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良いお正月をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。

第3回健康教室のお知らせ [告知]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は告知です。

こちらをご覧下さい。
第3回健康教室.jpg
12月の第3土曜日12月19日の午前10時から、
北品川藤クリニック2階の健康スクエアにて、
第3回の健康教室を開催します。

テーマはサプリメントです。

今回は特にゲストスピーカーはなく、
僕が1人でお話します。
これまでに多くのサプリメントに関する記事を、
本ブログでも取り上げましたが、
その総ざらい的な話を、
データは極力最新のもので、
これまでの経緯も含めて、
わかりやすくお話出来ればと思います。

参加は無料ですので、
お気軽にお出で頂ければと思います。

参加ご希望の方は、
12月17日(木)午後6時までに、
クリニックへお電話を頂くか、
クリニックにメールでお知らせ下さい。

よろしくお願いします。

第2回健康教室のお知らせ [告知]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は告知です。

こちらをご覧下さい。
第2回健康教室.jpg
来週の土曜日11月21日の午前10時から、
北品川藤クリニック2階の健康スクエアにて、
第2回の健康教室を開催します。

テーマは認知症です。

僕と認知症認定看護師が担当し、
僕が病気の総論を、
認定看護師が患者さんへの対応などを、
お話する予定です。

参加は無料ですので、
お気軽にお出で頂ければと思います。

参加ご希望の方は、
11月19日(木)午後6時までに、
クリニックへお電話を頂くか、
クリニックにメールでお知らせ下さい。

よろしくお願いします。

1枚の写真 [告知]

こんにちは。
六号通り診療所の石原です。

今日は日曜日で診療所は休診です。

今日はちょっと告知があります。

六号通り診療所の所長を、
今年の8月31日で退職することになりました。

診療所は新所長の元、
9月1日以降は新体制で診療を継続する予定です。
ただ、心療内科は継続はされませんので、
その点はご了解下さい。

引き続きご愛顧のほど、
よろしくお願い申し上げます。

僕自身は17年おりました幡ヶ谷の地を離れ、
品川区で新たな診療所を開設する予定です。
10月1日に開院の予定です。
徐々に差し障りのないように、
情報を開示してゆく予定ですので、
よろしくお願いします。

ブログのタイトルも、
本日より仮変更とさせて頂きます。
試行錯誤中なので、
また何度か変わるかも知れません。

さて、今日は1枚の写真をお見せします。
こちらです。
石原医院縦長.jpg
これは昭和15年の写真ですが、
僕の曽祖父が開いていた医院の、
表で撮られたものです。
場所は今の渋谷区の神宮前の辺りです。

映っている男性は書生さんで、
曽祖父ではありません。
一番右の女性は、
非常に有名な俳優さんのお母様です。
それが誰かは今はまだ秘密です。

僕の父は医療関係ではありませんが、
祖父の代には少し関わりがあります。

今回新たな出発に当たり、
こうした今は失われつつあるような笑顔に、
多く出会えるような医療現場を目指して、
精一杯の努力を続けたいと思いますので、
どうか今後ともよろしくお願いします。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。

連載コラムと新規書籍のことなど [告知]

こんにちは。
六号通り診療所の石原です。

今日は日曜日で診療所は休診です。
朝からいつものように駒沢公園まで走りに行って、
それから今PCに向かっています。

日曜日はまた告知的な内容にさせて下さい。

5月15日より当ブログから派生した書籍が、
KADOKAWAより発売中です。

しつこいようですが、
こちらです。

健康で100歳を迎えるには医療常識を信じるな! ここ10年で変わった長生きの秘訣

健康で100歳を迎えるには医療常識を信じるな! ここ10年で変わった長生きの秘訣

  • 作者: 石原藤樹
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/05/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)





非常にローカルな話題ですが、
幡ヶ谷では啓文堂書店に、
笹塚では紀伊国屋書店に、
それぞれ数点入れて頂いています。
是非お手に取ってご覧下さい。

それからこの本の絡みで、
多分明日か、来週の月曜日から、
毎週月曜日の日刊ゲンダイの紙面で、
連載コラムが開始されることになりました。

まあ媒体が媒体なので、
肩の凝らない内容になる予定です。
数ヶ月は続く予定ですので、
よろしければご覧下さい。

それから、一応2冊目の本の企画が通りました。

今回は一般向けではなく、
研修医や若手医師、コメディカル向けの薬の本です。

これまでの教科書やガイドライン的なものからは、
どうしても零れてしまうような部分を、
一般臨床の立場から一緒に考えよう、
というような企画です。

僕としてはこれまでの臨床の仕事の、
ある種の総決算のつもりで書こうと思っています。

まだ企画段階なので刊行は先の話ですが、
ちょっと期待をして頂ければな、と思います。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。

本の企画のことなど [告知]

こんにちは。
六号通り診療所の石原です。

今日は日曜日で診療所は休診です。

朝からいつものように、
駒沢公園まで走りに行って、
それから今PCに向かっています。

先週KADOKAWAから医療についての、
一般向けの本が出ました。
お読みになった方のご感想なども、
少しずつ届いているところです。

しつこいようですが、
こちらです。

健康で100歳を迎えるには医療常識を信じるな! ここ10年で変わった長生きの秘訣

健康で100歳を迎えるには医療常識を信じるな! ここ10年で変わった長生きの秘訣

  • 作者: 石原藤樹
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/05/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



午前中に神保町の本屋さんまで偵察に行って来ました。

まず、東京堂書店に行きましたが、
入荷は1冊だけで平積みでもなくガッカリしました。

次に三省堂書店の本店です。
4階の健康本のコーナーにありました。
こんな感じです。
三省堂本店4F.jpg

次に書泉グランデに行きました。
ここでは2階の健康本のコーナーでした。
こんな感じです。
書泉グランデ2F.jpg

紀伊国屋書店に行ったら、
実際に手に取って読んでいる女性の方がいて、
失礼とは思ったのですが少し観察していると、
結構長時間立ち読みをされていて、
そのまま置いて出て行かれました。

ちょっとションボリです。

第2弾もちゃんと考えてはあるのです。

(企画1)
「実践版患者マニュアル(世界最高の医療資源の100%の活用法)」

(はじめに)
巷には「医者に殺される」のような、
医療への不信を煽るような本が沢山あります。
一方でテレビには「名医」が登場し、
どんな病気でもたちどころに治してくれそうです。
このように極端な情報が溢れていると、
何を信じて良いのか分からなくなります。
こんな情報過多の時代に、
どのように医療と付き合ってゆけば良いのでしょうか?
地域医療を実践している、
診療所の医師の立場から、
最も賢い医療との付き合い方を考えます。

第1章日本の医療のレベルはどうなのか?
 日本の医療は問題だらけだと言われます。
 救急医療は既に崩壊しているとも言われています。
 本当のところはどうなのでしょうか?
 良い点と悪い点があるように思います。

第2章診療所の正しい使い方
 診療所というのは交番のようなものです。
 カナダやイギリスにある家庭医は、
 基本的には殆ど検査はせず、
 専門医に患者さんを繋ぐのが主な役割ですが、
 胃カメラの予約が3ヶ月後になるなど、
 診断や治療に時間の掛かるという弊害があります。

 その点日本の診療所や開業医は、
 家庭医としての役割を果たしながら、
 結構高度な医療機器も備えていることが多いのです。
 病院は確かに足りないかも知れませんが、
 医療資源自体は決して不足しているとも言い切れないのです。

 しかし一方で、
 同じ検査を診療所でもして、
 病院でもまたする、というような無駄と弊害もあります。

 皆さんは是非、
 診療所という優れた可能性を持つ医療資源を、
 100%活用するコツをマスターして下さい。

第3章専門診療所はどれだけ必要なのか?
 日本の特徴は、
 眼科や耳鼻科、整形外科のような、
 専門科の診療所が非常に多いということです。
 同じ患者さんが耳鼻科と整形外科と内科の診療所に掛かり、
 その上大学病院にも掛かっているということはザラです。
 しかし、専門診療所は本当にこんなに必要なのでしょうか?
 その利点と欠点とを考察します。

第4章医療機関の掛かり方(都会編)
 これが簡単なようで意外に難しいのです。
 ナルコレプシーという特殊な病気の、
 診断にどれだけの時間が掛かり、
 患者さんが無用な苦労を強いられるのかをご覧下さい。
 http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2009-05-14
 専門医が多い反面、
 縦割りの弊害があり連携の悪いのが問題です。

第5章医療機関の掛かり方(地方編)
 今度は専門医が不足している反面、
 どこでもどうにか診てくれる、
 という長所もあります。

第6章休みの日の病院の賢い掛かり方
 http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2012-08-22
 私は医者ですが、2012年にけがをして、
 お盆の時期に病院に掛かりました。
 これが意外に難しい。
 
第7章開業医と勤務医
 開業医は甘い汁を吸い仕事も楽で収入も多いのに対して、
 勤務医は厳しい環境で酷使され収入も少ない。
 開業医をもっと締め付けろ、という声が大きく聞こえます。
 でも、事実はそう単純ではありません。
 開業医と同じ仕事をしている勤務医も、
 実際には多くいますし、
 勤務医の皆さんにとっても開業という選択肢のあることは、
 非常に重要なことだと思います。
 私の立場からの「事実」をお話します。
 
第8章こんな医者を選ぼう
 実は反対です。
 こんな医者を選んではいけません。
 血圧を測れない研修医。
 お腹を触らない医者。
 踊りながら漢方薬を処方する医者。
 嘘のような本当の話です。
 http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2012-12-01
 http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2012-06-07
 http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2011-10-29

第9章あなたは「神の手」を信じますか?
 http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2008-04-11
 テレビには「神の手」を持った名医が、
 次々と出演します。
 私の出会った「神の手」の実話。
 あなたは「神の手」を信じますか?

第10章在宅医療の落とし穴
 病院から在宅へ
 これはこれからの医療のキーワードです。
 私も在宅をしています。
 在宅の診療所は全国的に増えています。
 それでは問題はないのでしょうか?
 いやいや実際には山積みです。
 こんな2つの事例から、
 皆さんは何をお感じになりますか?
 http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2012-09-01

第11章医療の継続性は何故実現しないのか?
 医療は継続されるべきです。
 しかし、実際にはそうはなっていません。
 認知症の治療薬が施設に入ると使えなくなるのは何故でしょうか?
 その信じ難い呆れた理由。
 http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2011-02-19

第12章医師患者さん関係を守るために必要なこと
 まとめです。
 最終的には患者さんと医療従事者との人間関係が、
 全ての基本であり、
 最高の医療資源であるということです。
 その医療資源を守るのにはどうすれば良いのでしょうか?
 答えはありませんが、
 皆さんと一緒に日々の診療を続けながら、
 私も答を探し続けたいと思います。
 http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2012-12-15

これ、結構良いと個人的には思うのですが、
ボツになった企画です。

(企画2)
「正しい薬の止め方」

(はじめに)
医療システムの整った日本において、
多くの患者さんが医者からの薬を飲んでいます。
その一方で「薬を飲むと殺される!」というような物臭な本が、
今日書店に行っても山のように発売されています。
確かに不必要な薬が多く処方されていることは、
一面の事実だと思います。
しかし、その一方で日本の医者は海外と比較しても、
決して不勉強ではなく、
99%の医者は真摯に医療に向き合っています。
薬を止めることは患者さんの権利でもあり、
決して否定するべきことではありません。
しかし、一部の偏った考え方のカリスマの意見を鵜飲みにして、
継続していた薬を中断し、
体調を崩す患者さんが多いのが一番の問題です。
そう、問題は薬を止めることそれ自体ではなく、
賢く止めること、正しく止めることなのです。
そして、止めた後のフォローも、
同じくらい重要なのです。
「薬は止めろ!」本の最悪なところは、
その筋道が書かれていないことです。
その方法をお教えします。

第1章安定剤と睡眠薬の止め方
安定剤の依存症になり、
苦しんでいる方がいる一方で、
一部の意見に惑わされて自己判断で安定剤を中止し、
その後遺症に何年も苦しまれている方もいます。
ベンゾジアゼピン系の薬剤が、
その使用を制限する流れにあることは世界的な傾向です。
しかし、安易な中断は却って病状を悪くすることがあります。
その現時点での必要性をどのように判断し、
どのように減量、中止するのが正しい方法なのでしょうか?

第2章血圧の薬の止め方
血圧の薬を常用して、
コントロールが一定期間良好であれば、
その減量や中止を検討するのも1つの考えで、
そうした試みで一定の成果を得た論文も発表されています。
ただし、高血圧の治療は、
敢くまで病気の予防のためで、
どのような病気の予防のために薬を使用しているのかによって、
その意義や目標とする血圧は異なります。
何処かの馬鹿が「血圧の基準値は147になった」
と騒いでいますが、
現実は全ての患者さんの基準値が云々出来るような、
そんな単純なものではないのです。
専門家としての医者の存在意義は、
その個別の判断をするためだと言っても、
過言ではありません。
では、どのような時に血圧の薬は止めても良く、
その止め方はどのようにすれば良いのでしょうか?
止めた後のフォローを、
どのように行なえば良いのでしょうか?

第3章コレステロール降下剤の止め方
これは一番議論のあるところです。
コレステロール降下剤のスタチンは、
アスピリンと同じように、
動脈硬化予防の基礎薬として考えられていて、
単純にコレステロールを下げる薬ではないのです。
「コレステロールは下げるな」本の著者の多くは、
そのことを理解していません。
スタチンはいきなり止めても、
体調を崩すような心配は全くない薬です。
しかし、あなたの健康にとって、
実は最も重要な投資であるかも知れないのです。
スタチンを中止する際には、
その見極めが一番のポイントです。

第4章アスピリンやワーファリンの止め方
脳梗塞や心筋梗塞の予防のために、
アスピリンやワーファリンといった血をサラサラにする薬が使われます。
こうした薬の有効性は科学的に確立したものですが、
その知見からは高齢者は外されています。
老人ホームに関わっていると、
90歳でアスピリンやワーファリンを継続されている、
寝たきりの方が沢山いることを実感します。
こうした方にとって本当に薬の継続が必要なのでしょうか?
不必要であるなら、
どのように止めれば良いのでしょうか?

第5章糖尿病の薬の止め方
糖尿病の治療の目的は、
糖尿病性昏睡などの発生を予防することと、
網膜症や腎症、心筋梗塞などの合併症を予防することです。
しかし、この合併症の予防というのは、
これも年齢が若いほど効果があり、
高齢になるほど有効性は減少します。
従って、高齢者の糖尿病に、
若い患者さんと同じ薬が同じように使用されていることは、
科学的とは言えません。
実際には高齢の患者さんでは、
薬を止められるケースも多いように思います。
その判断の仕方と止め方をお教えします。

第5章甲状腺の薬の止め方
バセドウ病という甲状腺の病気では、
抗甲状腺剤という薬が使用されます。
その使用期間は2年程度と教科書の類には書かれていますが、
実際には甲状腺の専門病院を受診していて、
10年以上薬を続けている患者さんが沢山います。
しかし、これは本来あるべき姿ではありません。
抗甲状腺剤の中止のタイミングと、
その適切な方法を科学的に考えます。

こんな感じの企画です。
どうでしょうか?
あまり前例のない性質の本で、
僕以外はあまり書かないように思うのですが…

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。