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ダウ90000「また点滅に戻るだけ」 [演劇]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は土曜日で午前午後とも石原が外来を担当する予定です。

土曜日は趣味の話題です。
今日はこちら。
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今人気急上昇の8人組グループ、
ダウ90000の演劇公演に足を運びました。

コントと演劇の両方で活躍するグループと言うと、
昔の東京ヴォードビルショーがそうでしたし、
もう少し最近ではジョビジョバがそうでした。
ただ、どちらのグループも、
基本的には演劇色の方が強くて、
コントライブみたいなものもやってはいても、
小劇場的肉体演技が、
ベースにある感じでした。

でもダウ90000はそうした演劇色は非常に薄くて、
基本棒立ちでタラタラ喋るというスタイル。

その意味では小劇場よりお笑い芸人に近い感じのスタイルです。
主宰の蓮見翔さんの語りのスタイルが、
売れっ子の漫才師のツッコミのようで面白く、
蓮見さんの語りのリズムが、
全体を1つの作品にしている、という感じです。

内容は非常に技巧的で複雑な仕掛けが用意されています。
今回の作品は演劇公演ということで、
プリクラやゲームなどがある、
所沢の複合娯楽施設に舞台が設定され、
そこに、たまたま大学時代の友達が集まるのですが、
付き合った別れたの複雑な関係性が、
ジグソーパズルのように展開されます。

ただ、演劇好きの観点から見ると、
複雑な人間関係の絵解きが、
必ずしも舞台上のダイナミズムには繋がっていないので、
結局は常に蓮見さんの語り芸を楽しむと言う感じになり、
舞台に立体的な盛り上がりがないのがやや物足りなく感じました。

それでも、これまでにない魅力的な集団であることは間違いがなく、
今後も可能な範囲で足を運びたいと思います。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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