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あるドラマの記憶 [身辺雑記]

こんにちは。
六号通り診療所の石原です。

今日から診療所は年末年始の休みに入ります。

今日はちょっと一泊で温泉に行きます。
一泊旅行をするのもまる1年ぶりです。
戻って来たら、
しゃかりきになって、大掃除をするつもり。
家の中も頭の中も、
散らかり放題なので、
まず家の中を整理してから、
頭の中の整理をするつもりです。

何とか色々な意味で、体勢を立て直したいのですが、
あまり思うようにはいきません。
ただ、例年12月には酷い風邪を引いて、
一度ならず地獄の思いをしているのですが、
幸い今年は、そうしたことなく、
乗り切れたのは、ちょっと奇跡的な思いがします。

今日はちょっと取り留めのない話題です。

大学生の頃に見た、
テレビドラマがあって、
是非もう一度見たいと思いながら、
それが何であったのか、
分からずにいます。

それはこんな話です。

ある悪徳弁護士が殺されて、
警察が捜査を始めます。

すると、その弁護士に酷い目に遭った、
何人かの人間がピックアップされます。
ところが、彼らには1人を除いてアリバイがあり、
犯人とは断定出来ません。

唯一アリバイがないのは、
自動車事故で脊髄を傷付ける重症を負い、
その犯人を弁護士に無罪にされた高校生の少女です。
しかし、その少女は歩くことが出来ず、
犯行は不可能なのです。
それが仮病などではないことは、
複数の医者により証明されています。

一体犯人は誰なのでしょうか?

皆さんはどう推理されますか?

その少女に思いを寄せる同級生の少年がいて、
ビデオマニアなのですが、
たまたま事件の当日、
犯行現場の傍でビデオを廻していたのです。
少年はそのビデオを隠そうとするので、
刑事の1人が不審に思い、
ビデオを取り上げて、
じっくり再生してみます。
すると、ある人物の後姿を捉えた時に、
その画像が大きくぶれて、
少年の動揺を現わしています。

それは黒いコートを着た、
1人の女性の後姿のように見えます。

実は実際に弁護士を殺したのは、
その足の不自由な少女だったのです。
容疑者としてピックアップされた数人は、
全てその共犯者です。
共犯者の1人が理学療法士で、
彼の献身的なリハビリの効果で、
少女は奇跡的な回復を遂げ、
歩行が可能な状態になっていたのです。

どうでしょうか?
ちょっと面白いですよね。

非現実的なプロットだ、
と思われる人もいるでしょうが、
「この障害では絶対歩くのは無理ですね」
みたいな専門医の診断が、
実は嘘だった、というような話は、
現実には何処にでもあるものです。
「植物状態で、これ以上改善の余地はありません」
という方が、家族の献身的な介護で、
意識を取り戻すことも稀ではありません。

従って、歩行が不可能と、複数の専門家に診断された少女が、
歩いて犯行を行なう、という話は、
むしろリアルなプロットなのです。

僕はこういう話が好きです。

誰もが1人の少女に純粋な思いを捧げ、
その思いが少女の回復という奇跡を生むのですが、
それは悲しい犯罪という形を取らざるを得ないのです。

これは確かドラマのオリジナルのストーリーで、
原作はなかったと思います。
何となく海外の有名なミステリーを思い起こさせますが、
見事に換骨奪胎出来ていると思います。

もう一度見てみたいな、と思うのですが、
どなたかご存知ないでしょうか?

今日は僕の記憶の中のドラマの話でした。

それでは今日はこのくらいで。

まだ仕事収めでない方は、
申し訳ありません。
今日はちょっと遊んで来ます。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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コメント 2

midori

お疲れ様です.
ゆっくりお休みを堪能していらしてください.
by midori (2009-12-27 10:05) 

fujiki

midori さんへ
コメントありがとうございます。

来年はもう少し映画館で映画を観ようかな、
と思います。

midori さんも良いお年をお迎え下さい。
by fujiki (2009-12-27 11:27) 

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