SSブログ

「ゴジラ−1.0」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。
今日はこちら。
ゴジラ-1.jpg
山崎貴監督によるゴジラの新作映画が、
今公開されています。

怪獣映画は大好きなので期待して出掛けました。

内容は微妙なところで、
これは「永遠のゼロ」と「ゴジラ」のミックス、
というような作品なんですね。

うーん、それだと結構好き嫌いが分かれてしまうと思うんですね。
正直観たいのは純粋な怪獣映画なので、
勿論そんなものは存在しない、
と言われればそれまでなのですが、
文芸映画と怪獣映画をミックスするとしても、
あまり特攻の生き残りみたいな設定は、
よろしくなかったように思えてなりません。

戦争映画と怪獣映画は基本的に別物だと思うのですね。
同じような兵器や戦いが登場するとしても、
それは別物で、
戦争は現実であって、
そこには思想性や社会性が、
当然の如く付き纏っている訳ですが、
そこから自由に解き放たれた状態で、
「怪獣との闘い」を純粋に娯楽として楽しめる、
というのが怪獣映画のメリットではないのでしょうか?

要するに戦争映画からそれ以外の要素をはぎ取って、
純粋に娯楽にしたのが、
怪獣映画という考え方です。

そこに戦争の要素、特に特攻などの要素を入れてしまうと、
これはもう本末転倒と言うか、
戦争映画として観ざるを得なくなってしまうので、
それはまずかったように個人的には感じました。

怪獣映画としては非常に優れていて、
色々なパニック映画のパターンを総ざらいしているんですね。
オープニングのゴジラ登場は、
ハリウッドゴジラ的テイストですし、
海で小舟と戦うところは、
これは「ジョーズ」そのものですよね。
原作のオマージュ的銀座壊滅を経て、
ラストの崩壊シーンは「鬼滅の刃」の鬼のテイストでした。

頑張っているのは分かるだけに、
どうして戦争映画にしてしまったのかな、と、
それだけが悔やまれる「怪獣映画」でした。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
nice!(3)  コメント(0) 

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。