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シベリア少女鉄道 vol.37「持続可能彼女」 [演劇]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は金曜日でクリニックは休診ですが、
老人ホームの診療などで都内を廻る予定です。

それでは今日の話題です。
今日はこちら。
持続可能彼女.jpg
大好きなシベリア少女鉄道の新作が、
2023年12月に上演されました。

シベリア少女鉄道のお芝居は、
ネタバレ厳禁なので、
公演が終わってからのご紹介としています。

今回は女性のみのキャストで、
宇宙船を舞台として近未来のサスペンスフルな物語が展開されますが、
それが実は…というようなことになってゆきます。

安定感のある作劇で、
キャストは華やかで良かったのですが、
正直メインのネタはここ最近ほぼ同一のもので、
演劇の枠組みが崩れそうになるのを、
キャストが一丸となって食い止める、
というような路線です。
今回は芝居を壊す側にも事情があり、
そのやり取りに妙味があるのですが、
どうも毎回こればかりではなあ、
という感じが最後まで抜けませんでした。

特に今回はラストのクライマックスに向けての、
疾走感のようなものが弱く、
舞台にもそれほどの変化が現れないので、
盛り上がりに欠けたまま、
ラストに至った、という感じがありました。

個人的な好みとしては、
演劇の作法など無視して、
世界観が根底から覆るようなお芝居が、
また観たいなあ、というのが切なる願いで、
正直演劇の枠組みを維持する試みなど、
どうでも良いという思いが抜けませんでした。

それでも大好きな劇団ですし、
かつての破天荒なお芝居が忘れ難いので、
また新作には足を運び続けたいと思います。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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