SSブログ

月影番外地その7「暮らしなずむばかりで」 [演劇]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。
今日はこちら。
暮らしなずむばかりで.jpg
高田聖子さんが企画している、
月影番外地の第7弾として、
福原充則さんの新作を木野花さんが演出し、
高田さん以外に松村武さん、宍戸美和公さんらが出演する舞台が、
先日下北沢のスズナリで上演されました。

これはもうレトロに小劇場という感じの舞台。

3人の小劇場で生きて来た、
おじさんおばさん役者をメインにして、
果たして今の時代にどのような「物語」が可能なのか、
今はドラマの脚本でも名を挙げている福原さんが頭を絞り、
こちらも小劇場と共に年を重ねて来た、
木野花さんの演出でスズナリで上演、というのですから、
これはもう生粋の小劇場演劇です。

ボロアパートに暮らす、
曰くのある3人の中年の男女の人生スケッチが、
ちょっとした金銭的トラブルから、
瞬く間に闇の世界に疾走し、
ラストは異界の扉を抜けるというところで終わります。

勿論派手さはないのですが、
工夫された台本も、手作り感のあるセットや演出も、
なかなか趣きのある感じです。
役者は松村武さんが、
これぞプロというスケール感のあるお芝居で、
舞台の格を一段上げていたように思います。

多分小劇場に慣れ親しんでいない方には、
あまり向いていない舞台であるように思いますが、
小劇場好きにはとても楽しく、
その世界にゆったりと浸ることが出来ました。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。