第22回健康教室のお知らせ [告知]
こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。
今日は金曜日でクリニックは休診ですが、
老人ホームの診療などには廻る予定です。
今日はいつもの告知です。
こちらをご覧下さい。
次回の健康教室は、
7月15日(土)の午前10時から11時まで(時間は目安)、
いつも通りにクリニック2階の健康スクエアにて開催します。
テーマは今回は「漢方薬との賢い付き合い方」です。
漢方薬は市販のものもありますし、
漢方薬局として専門の生薬を調合している薬局もあります。
多くの西洋医学の医者も、
今は漢方薬を治療に導入しています。
こうした西洋医学の観点から、
補助的な治療として漢方薬を使用している先生が多い一方で、
もっぱら漢方薬のみの診療を、
行なっている先生もいます。
漢方薬には間違いなく効果はあるのですが、
その効果は西洋医学的な検証とは、
馴染めない部分を持っています。
そもそもの漢方は個別治療の最たるもので、
患者さんの体質(証)によってオーダーメイドで処方を変えるものなので、
同じ治療をしてその効果を偽薬と比較する、
というような臨床試験の方法とは馴染まないのです。
僕は以前鍼灸のまとまった授業と実習を受けたり、
鍼灸師の先生としばらく一緒に仕事をしたことがあるので、
漢方薬はあくまで東洋医学的な体系に則って、
処方するのが正しい、という立場です。
基本的には漢方薬は単独で出し、
西洋薬とちゃんぽんにするような処方は、
原則としては好ましくはない、
とも思っています。
ただ、実際の処方では、諸般の事情により、
ちゃんぽんの処方も出すことはあります。
ただ、それも併用薬によりけりだと思います。
一番嫌いなのは、
抗生物質と総合感冒薬と咳止めと漢方薬を、
まとめて処方するような医療行為です。
漢方薬による薬害が問題になることがありますが、
その多くはそうした併用治療の事例で起こっていると思います。
後、西洋医学の看板を掲げて商売をしていて、
患者さんが希望をしている訳でもないのに、
「風邪は漢方が良いからそれしか出しません」
というような押しつけ漢方医療も嫌いです。
そうした先生に限って、
特に漢方に詳しい訳でもないのです。
「風邪に効く薬はないので何も出しません」
と言う方が余程潔いのではないでしょうか。
一般の方が漢方薬を好きなのは、
それが医者に支配された治療ではないから、
という側面が大きいのだと思うのです。
しかし、押しつけ漢方医療をするような先生は、
そのことを理解していないのではないかと思います。
漢方薬は勿論医者の独占ではなく、
皆さんが個々の判断によって診断と治療を行なっても良い、
その意味では開かれた医療です。
多くの薬剤師さんが漢方薬を愛しているのも、
その辺りに原因の1つがありそうです。
僕の考える自分で漢方を使うコツのようなものも、
お話しを出来ればと思います。
今回もいつものように、
分かっていることと分かっていないこととを、
なるべく最新の知見を元に、
整理してお話したいと思っています。
ただ、今回は科学的には検証の困難な事項が多いので、
いつもより趣味的な話にはなると思います。
ご参加は無料です。
参加希望の方は、
7月13日(木)18時までに、
メールか電話でお申し込み下さい。
ただ、電話は通常の診療時間のみの対応とさせて頂きます。
皆さんのご参加をお待ちしています。
それでは今日はこのくらいで。
今日が皆さんにとっていい日でありますように。
石原がお送りしました。
下記書籍発売中です。
よろしくお願いします。
北品川藤クリニックの石原です。
今日は金曜日でクリニックは休診ですが、
老人ホームの診療などには廻る予定です。
今日はいつもの告知です。
こちらをご覧下さい。
次回の健康教室は、
7月15日(土)の午前10時から11時まで(時間は目安)、
いつも通りにクリニック2階の健康スクエアにて開催します。
テーマは今回は「漢方薬との賢い付き合い方」です。
漢方薬は市販のものもありますし、
漢方薬局として専門の生薬を調合している薬局もあります。
多くの西洋医学の医者も、
今は漢方薬を治療に導入しています。
こうした西洋医学の観点から、
補助的な治療として漢方薬を使用している先生が多い一方で、
もっぱら漢方薬のみの診療を、
行なっている先生もいます。
漢方薬には間違いなく効果はあるのですが、
その効果は西洋医学的な検証とは、
馴染めない部分を持っています。
そもそもの漢方は個別治療の最たるもので、
患者さんの体質(証)によってオーダーメイドで処方を変えるものなので、
同じ治療をしてその効果を偽薬と比較する、
というような臨床試験の方法とは馴染まないのです。
僕は以前鍼灸のまとまった授業と実習を受けたり、
鍼灸師の先生としばらく一緒に仕事をしたことがあるので、
漢方薬はあくまで東洋医学的な体系に則って、
処方するのが正しい、という立場です。
基本的には漢方薬は単独で出し、
西洋薬とちゃんぽんにするような処方は、
原則としては好ましくはない、
とも思っています。
ただ、実際の処方では、諸般の事情により、
ちゃんぽんの処方も出すことはあります。
ただ、それも併用薬によりけりだと思います。
一番嫌いなのは、
抗生物質と総合感冒薬と咳止めと漢方薬を、
まとめて処方するような医療行為です。
漢方薬による薬害が問題になることがありますが、
その多くはそうした併用治療の事例で起こっていると思います。
後、西洋医学の看板を掲げて商売をしていて、
患者さんが希望をしている訳でもないのに、
「風邪は漢方が良いからそれしか出しません」
というような押しつけ漢方医療も嫌いです。
そうした先生に限って、
特に漢方に詳しい訳でもないのです。
「風邪に効く薬はないので何も出しません」
と言う方が余程潔いのではないでしょうか。
一般の方が漢方薬を好きなのは、
それが医者に支配された治療ではないから、
という側面が大きいのだと思うのです。
しかし、押しつけ漢方医療をするような先生は、
そのことを理解していないのではないかと思います。
漢方薬は勿論医者の独占ではなく、
皆さんが個々の判断によって診断と治療を行なっても良い、
その意味では開かれた医療です。
多くの薬剤師さんが漢方薬を愛しているのも、
その辺りに原因の1つがありそうです。
僕の考える自分で漢方を使うコツのようなものも、
お話しを出来ればと思います。
今回もいつものように、
分かっていることと分かっていないこととを、
なるべく最新の知見を元に、
整理してお話したいと思っています。
ただ、今回は科学的には検証の困難な事項が多いので、
いつもより趣味的な話にはなると思います。
ご参加は無料です。
参加希望の方は、
7月13日(木)18時までに、
メールか電話でお申し込み下さい。
ただ、電話は通常の診療時間のみの対応とさせて頂きます。
皆さんのご参加をお待ちしています。
それでは今日はこのくらいで。
今日が皆さんにとっていい日でありますように。
石原がお送りしました。
下記書籍発売中です。
よろしくお願いします。
誰も教えてくれなかった くすりの始め方・やめ方: ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ
- 作者: 石原藤樹
- 出版社/メーカー: 総合医学社
- 発売日: 2016/10/28
- メディア: 単行本
2017-06-30 08:46
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先生こんにちは。
月に一度、第3土曜日の先生の教室、楽しみに参加させていただいております。いつも初歩の初歩に立ち返って、しかも端的に教えてくださるので、とてもわかり易く、目から鱗が落ちまくりになります。このところ皆勤で、今回の漢方の話も、ものすごく行きたいのですが、娘の用事と被ってしまいました。。。
私は、原発性アルドステロン症なので、甘草やセントジョーンズワートがダメらしいので、それらが入っていない漢方薬について興味があるのですが。
また次々回、よろしくおねがいします。
by ゆま (2017-06-30 14:07)
先生こんばんは、腫瘍マーカーのことでお伺いしたいことがあります。ca19-9が上昇していて不安に思い先生のブログにたどり着きました。わずか20日ほどでca19-9が20上昇して74になりました。
この上がり方は膵臓癌の典型的な上昇パターンなのでしょうか?
赤ちゃんがいるので、膵臓癌が怖いです。
by 新米ママ (2017-07-01 01:26)
ゆまさんへ
いつもありがとうございます。
また来月ご都合が合えばお待ちしています。
by fujiki (2017-07-01 08:38)
新米ママさんへ
100を超えないレベルのCA19-9の上昇は、
癌ではないことも非常に多いと思います。
念のため画像によるチェックをされ、
それで問題がなければ、
それほどご心配はされない方が良いと思います。
次に測定するとまた下がっている、
というケースも結構あります。
by fujiki (2017-07-01 08:41)
78歳老女、月の初めに庭仕事で疲れた翌々日に普段は120の血圧が180にもなり頭痛・吐き気・歩行困難となり3か所の医療機関でアムロジン、ミカルデ、インデラルをそれぞれ処方していただきましたが、アムロジンやミカルデはかえって血圧上昇し日赤の救急外来断られ隣市の医療福祉大学病院に入院、点滴で頭痛はややあさまりましたが、降圧剤は何もでません。医師は4日間で1度も触診してくれず「動脈硬化」の言葉。CT/血圧等諸検査を終えましたが、病床にても脈拍90、収縮期血圧
180にもなります。先が全く見えません。助けてください。
代筆
by 老女 (2017-07-02 20:12)