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パトリシア・プティポンの世界 [コロラトゥーラ]

こんにちは。
六号通り診療所の石原です。

今日は休みで今起きたところです。
今日は趣味の話です。

これは先日来日して何度かリサイタルをした、
フランスのソプラノ、
パトリシア・プティポンです。

サイン会に並んで、
写真を撮らせてもらいました。

まあでも、滅多にこんなことはしません。

生涯サインをもらったのは3人だけで、
このプティポンとデセイ様、
そして、状況劇場の怪優、大久保鷹です。
でも、大久保鷹のサインは、
引越しの途中で、何処かに失くしてしまいました。

プティポンを初めて聴いたのは去年の3月のリサイタルで、
これはかなり衝撃的でした。
歌は本物でハートに溢れ、
プログラムは志の高い、
ある種マニアックで非常に高度なものです。
悪ふざけに近いノリもありますが、
生音というけじめを守っているため、
ぎりぎりで踏み止まっているのです。

ただ、昨年の不満は歌曲中心で、
オペラアリアが殆ど聴けなかったことです。

今年はそんな訳で非常に楽しみにしていたのですが、
良かったものの、ちょっとがっかりでもありました。
オペラアリアは歌ってくれたものの、
全部きっちり歌うのはしんどいらしく、
かなり誤魔化した歌になっていました。
プログラムは今回も非常に高度なものでしたが、
彼女も人間なので、
高度な音楽性と娯楽性とを一致させるのは、
至難の業のようです。

でも、アンコールで披露した、
オランピアのアリアは、
今回も絶品でした。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
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