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プティボンの「後宮からの誘拐」 [コロラトゥーラ]


こんにちは。
六号通り診療所の石原です。

休みの日は趣味の話題です。

上の画像はモーツァルトの「後宮からの誘拐」の一場面、
歌い演じるパトリシア・プティボンのお姿です。
まあ、こんな感じで茶目っ気たっぷりです。
歌もうまいんですが、
ちょっと雑になり易いのが難点です。
ついこの間、
NHKでリサイタルをインタビュー付きで放送しましたね。
今年も来日が決まっているので、
それまでは頑張って生きていないとな、
という感じです。

全然関係ないですけど、
ユニコーンが再結成されましたね。
ミュージックステーションに出たのを聞いたんですが、
抜群に良かったです。
基本的に今はマイクを通した歌に、
興味はないんですが、
このくらい良ければ話は別です。
ああいうのが本物のバンドの音ですね。
大学で芝居をしていた時、
エンドレスでユニコーンの「大迷惑」が掛かっていたのを、
何となく切なく思い出します。

今日もやるべきことは沢山あるのに、
ぼんやりしているうちにもう昼過ぎです。
仕事の時より休みの日に、
時間が有限であることを強く感じますね。

昨日も「何故生きていないといけないんですか?」
と訊かれました。
トルストイの答えはシンプルで、
「それは他人を幸せにするため」です。
より厳密な言い方をすれば、
「他人の生に貢献することによって、
人間全体の価値を持続させるため」です。
ここ数十年に日本に蔓延ったある種の思想によって、
そうした考えの根が絶たれたのです。
根を持たずに生きることほど、
辛いことはありません。

何かとりとめがなくなりましたので、
今日はこれで終わりにします。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
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コメント 3

acco

☆ 石原先生 こんばんは ☆

トルストイの引用に生きるヒントを頂いた気がします。
人様に貢献出来る程の取り柄が無い私にとっては
逆に厳しい言葉でもありますが・・・ (・∀・;A)
うつの回復期には良くある事と言われますが、
今まさに、『死にたい病』と格闘中です (´;ェ;`)
衝動に駆られた時、負けない為の予防線として
何か良いアドバイスを頂けませんでしょうか?
宜しくお願い致します。

by acco (2009-02-10 23:14) 

fujiki

accoさんへ
「他人の生に貢献する」というのは、
別に意識的に何かをする、
という意味ではないんですよ。
accoさんが生きていることが、
それだけで、周りの人にとっての支えになり、
貢献になっているんだと、
僕は思います。
僕自身もaccoさんのコメントに、
力をもらっているんですよ。
死ぬということは、
自分が無くなるということではなく、
自分と関係のある多くの人との、
絆を殺すということです。
周りの人とのちょっとした関係のために、
生きているのも悪いことではないと僕は思います。

死を試みたりはしないで下さい。
by fujiki (2009-02-11 10:33) 

acco

そうですね・・・
ハードルを下げて頂いて、ラクになりました。
多分誰かに「生きてても良いんだよ」って
言って貰いたかったのかも知れません。
今度死にたくなったら、先生のアドバイスを
自分に言い聞かせる様にします。
本当に、有難うございました。
by acco (2009-02-11 11:53) 

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