ナタリー・デセイの「マノン」 [コロラトゥーラ]
こんにちは。
六号通り診療所の石原です。
今日は休みで、午後はちょっと遊びに出ます。
今日はまたデセイさまの話です。
上のカバーは、フランスオペラ「マノン」の、
DVDのものです。作曲家はマスネ。
主役のマノンにナタリー・デセイ。
相手役の騎士・デ・グリューにロランド・ビリャゾン。
これは良かったですね。
今現在、
多分デセイさまに一番合っている役どころだと思います。
レパートリーに加えたのが、2004年で比較的最近なんですが、
本人の念願だったらしく、気合が入っています。
オープニングのアリアで、
コロラトゥーラのアドリブの遊びを入れて、
快調さに期待が高まりますが、
ラストまで充実した歌唱が続きます。
2004年の来日の時もやってくれた、
3幕のガボットは勿論絶品ですし、
高音の伸びもいいし、
繊細なピアニシモも悪くありません。
相手役のビリャゾンが、繊細さの欠片もない、
でかい声出しまくりの歌唱なので、
デュエットはばらばらですが、
相手に張り合って、声を絞り出すようなデセイさまの姿も、
僕は結構好きなんです。
原作は「マノン・レスコー」。
これが結構面白いんです。
通俗メロドラマで、まさに波乱万丈。
多分読んだ方はあまりいないと思いますけど、
一読の価値はあります。
生で観たいな。
でも、無理なんですよね。
と、愚痴ったところで今日はおしまいにします。
皆さんもいい休日を。
石原がお送りしました。
2008-06-08 09:18
nice!(1)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0