SSブログ

「トップガン マーヴェリック」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。
今日はこちら。
トップガン.jpg
1986年に公開された「トップガン」の、
36年ぶりの続編が今絶賛公開中です。

「トップガン」は僕が大学時代のヒット作で、
クラスメートは挙って観に行きましたし、
演劇部の僕の先輩は、
そのパロディを新人公演で上演していました。
そのくらい当時人気があった、
アメリカ映画らしいアメリカ映画でした。

ただ、僕はこういうのは割と苦手で、
その時には映画館に足を運びませんでした。

今回の続編は何と言うのか、
「アメリカ馬鹿一代」という感じの壮大なおバカ映画で、
「ランボー」と同じように、
超人的な主人公が、
「ならず者国家」の悪だくみを、
1人で基地ごと破壊して解決するというおバカ話です。

こういう映画は昔は沢山あったのですが、
今は殆どありません。
あまりにリアリティに欠けるという判断があるからで、
リアリティ度外視のアメコミ映画でも、
もっと複眼的で複雑な構造のお話を作っています。

これ、ベースは「スターウォーズ」なんですね。
それも最初の続編などない筈だった「スターウォーズ」。
そのデススター攻略のクライマックスを、
リアル化しているのです。
あのシンプルなお話、良かったですよね。
「スターウォーズ」も続編が作られる毎に構造はより複雑になって、
こういう単純なお話からは遠ざかったしまったのです。

今回の映画は「アメリカの身勝手な正義」などと、
非難されることは織り込んだ上で、
単純バカに徹した映画を、
湯水の如くお金を使って成立させているのです。

観る側の気持ちは正直複雑で、
「こんなものに素直に喜んでいいの?」という思いもありながら、
複雑な映画を単純に観るよりは、
単純な映画を複雑に観る方が、
映画の正しい観方であるような気もするのです。

いずれにしても今のところ今年を代表する娯楽映画の地位は、
揺るがないように思います。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
nice!(2)  コメント(0)