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「ハウス・オブ・グッチ」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は水曜日で祝日のため休診です。
夜はまたクリニックでRT-PCR検査の結果説明の予定です。

色々ときついことが多くて、
何か虚しくもなりますし心が折れそうにもなりますが、
昨日は1つだけ良いこともあったので、
何とか気を引き締めて、
1人1人の患者さんに誠実に対応することに、
今は専念したいと思っています。

でも、怒られてばかりなんですよね。

休みの日は趣味の話題です。
今日はこちら。
ハウスオブグッチ.jpg
「グッチ」の創業者一族を巡るスキャンダルを、
「ゴッドファーザー」のような外連味たっぷりの描写で描いた、
リドリー・スコットの大作です。

リドリー・スコットとしては、
久しぶりに本領発揮の作品と感じました。

レディー・ガガにアダム・ドライバー、
ジャレット・レト、アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズと、
曲者揃いのキャストが、
それぞれにこちらも本領発揮の熱演を繰り広げています。

アダム・ドライバーは、
「最後の決闘裁判」に続いてのスコット作品登板ですが、
どちらも企みを巡らして最後は酷い目に遭うという、
同じようなゲス男を演じていて、
ちょっと可哀想な気がします。

イタリアの話なのに、
台詞はイタリア語を混ぜ込んだ英語で、
今時これじゃなあ、と思うところですが、
それも含めて「昔風」の映画なのだと思います。

面白いことは面白いのですが、
ファッションの世界の話の割には、
ファッションの面が殆ど作品には登場しません。
権力争いの部分のみが前面に出るのは、
無理矢理「ゴッドファーザー」にしようとしているようで、
やや違和感がありました。
向こうはマフィアの抗争ですからバタバタ人は死にますが、
こちらは殺人事件はあるにしても、
そんなにドンパチがある訳ではなく、
大仰な割に盛り上がらない、という感じがありました。

そんな訳で今ひとつの部分もあるのですが、
名優達の演技合戦は間違いなく楽しく、
昔のハリウッド映画の好きな方なら、
まずまず楽しめる1本ではあったと思います。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
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