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「ブラック・ウィドウ」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は祝日でクリニックは休診ですが、
午前中は新型コロナワクチン接種で、
午後は濃厚接触者のRT-PCR検査があり、
更にレセプトが追い込みで見通しが立っていません。

今日、明日と果たして乗り越えられるのかしら、
と不安ばかりが募りますし、
ついつい嫌なことばかり考えてしまいます。

まあでも仕方がないですね。

どうにかします。

休みの日は趣味の話題です。

今日はこちら。
ブラックウィドウ.jpg
マーベルのヒーローシリーズの新作が、
今ロードショー公開されています。

と言っても、ディズニーが配信主体に方針変更して、
それに映画館が反対したりしているので、
あまり大々的な公開にはなっていません。
あまり行くことのない平和島の映画館に足を運びました。

まあ配信と同時というのは、もう世の流れですね。
本と同じように、
映画ももうそうした方向に舵を切って行くのだと思います。

マーベルの映画はそれほど丹念に観ていないので、
それほど詳しいという訳ではありません。
ただ、最近は以前よりは好印象です。
慣れて来てしまったのかも知れません。

今回の作品は、
これまでに何度もシリーズで登場して、
もう死亡されている人気キャラブラックウィドウの、
スピンオフ作品です。

シリーズのサーガの途中に挟まる時系列、
ラストは現在から未来にに繋がる感じになっています。
おそらくスカーレット・ヨハンソンは今回で最後で、
妹役のフローレンス・ピューが、
それを引き継ぐことになりそうです。

今回の作品は007を意識したスパイ映画で、
劇中に「ムーンレイカー」の映像が登場しますが、
その辺りのリニューアルという雰囲気です。

ロシアの悪党男が、
女の子の殺し屋軍団を連れているのですが、
これはもう60年代の定番の見世物映画の趣向です。

ただ、今回のポイントは、「疑似家族」にあって、
最後に頼りになるのは偽物の家族の絆だった、
というのは極めて現代的なテーマです。

このように、最近のマーベルの映画は、
結構深い部分で社会問題の考察や哲学的部分があって、
通常の劇映画よりむしろ現代の問題に切り込んでいる、
というところがあります。
先日鑑賞した「プロミシング・ヤング・ウーマン」は、
現実の深刻な問題をアメコミ映画に寄せて描いた作品でしたが、
もうドラマの本道はこうしたところにあるのかも知れません。

ただ、トータルにはもっとスケール雄大で派手な作品が過去にあるので、
小粒で地味な感じは否めません。
クライマックスは、
空中要塞の破壊から、
全てが落下する中での活劇ですが、
これまでにも何度もあったよね、
というような感じでした。

こうしたそこそこのクオリティの、
そこそこ楽しめる娯楽作が、
多くの映画館から締め出しというのは、
とても奇異な感じがしますが、
これも過渡期の現象で、
ここ数年くらいで、
映画を映画館で観るというスタイルは、
一部のマニアのものになってしまうのかも知れません。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
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