「アリータ バトル・エンジェル」 [映画]
こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。
今日は土曜日で午前午後とも石原が外来を担当する予定です。
土曜日は趣味の話題です。
今日はこちら。
ヒットメイカーのジェイムズ・キャメロンが製作と脚本に関わり、
木城ゆきとさんの人気コミックを原作とした話題作が、
今ロードショー公開されています。
これはA級と考えて、
「アバター」なみのスケールを期待すると、
裏切られるのは確実です。
要するにB級映画で、
キャメロンとしても枝葉の作品的企画なのです。
ただ、B級の肩の凝らない娯楽映画として考えると、
なかなか充実度の高い面白い作品に仕上がっています。
昔「ロボコップ」の1作目や、
キャメロンの「ターミネーター2」を観た時と、
同じくらいの楽しさで、
スターウォーズシリーズの新作より3倍は楽しく、
ハリーポッターシリーズの新作より2倍は楽しいと、
個人的には思いました。
内容的には基本設定の部分と、
主人公のサイボーグ少女と不良少年との恋愛物語は、
原作のコミックをリスペクトした感じで構成されています。
勿論原作の全てを2時間強の尺には納められませんから、
ラストは尻すぼみの中断のような格好にはなるのですが、
それを承知の上でB級SF活劇として楽しめれば、
瑕にはなっていません。
昨年の「甲殻機動隊」の実写映画の、
原作を生かし切れていない脱力のショぼさと比較すると、
子どもと大人くらいの差はあります。
一応コミックの実写映画化ということになるのですが、
映像の9割は「絵」なので、
カット割りもアニメ映画に近い感じですし、
主人公もCGキャラということになると、
本当にこれを実写と言って良いのかしらと、
疑問に思う感じがしなくもありません。
ただ、それだからこその疾走感とアクションの冴えが、
ワクワクさせてくれますし、
主人公の造形はかなり緻密に考えられていて、
実際にはあり得ない大きさの瞳と、
人間のものとは違う表情の動きなどは、
その完成度の高さに感心させられます。
そんな訳でB級の楽しさに満ちた快作で、
何か暇つぶしに面白い映画を、
という向きには是非にとお薦めしたい娯楽作品です。
それでは今日はこのくらいで。
今日が皆さんにとっていい日でありますように。
石原がお送りしました。
北品川藤クリニックの石原です。
今日は土曜日で午前午後とも石原が外来を担当する予定です。
土曜日は趣味の話題です。
今日はこちら。
ヒットメイカーのジェイムズ・キャメロンが製作と脚本に関わり、
木城ゆきとさんの人気コミックを原作とした話題作が、
今ロードショー公開されています。
これはA級と考えて、
「アバター」なみのスケールを期待すると、
裏切られるのは確実です。
要するにB級映画で、
キャメロンとしても枝葉の作品的企画なのです。
ただ、B級の肩の凝らない娯楽映画として考えると、
なかなか充実度の高い面白い作品に仕上がっています。
昔「ロボコップ」の1作目や、
キャメロンの「ターミネーター2」を観た時と、
同じくらいの楽しさで、
スターウォーズシリーズの新作より3倍は楽しく、
ハリーポッターシリーズの新作より2倍は楽しいと、
個人的には思いました。
内容的には基本設定の部分と、
主人公のサイボーグ少女と不良少年との恋愛物語は、
原作のコミックをリスペクトした感じで構成されています。
勿論原作の全てを2時間強の尺には納められませんから、
ラストは尻すぼみの中断のような格好にはなるのですが、
それを承知の上でB級SF活劇として楽しめれば、
瑕にはなっていません。
昨年の「甲殻機動隊」の実写映画の、
原作を生かし切れていない脱力のショぼさと比較すると、
子どもと大人くらいの差はあります。
一応コミックの実写映画化ということになるのですが、
映像の9割は「絵」なので、
カット割りもアニメ映画に近い感じですし、
主人公もCGキャラということになると、
本当にこれを実写と言って良いのかしらと、
疑問に思う感じがしなくもありません。
ただ、それだからこその疾走感とアクションの冴えが、
ワクワクさせてくれますし、
主人公の造形はかなり緻密に考えられていて、
実際にはあり得ない大きさの瞳と、
人間のものとは違う表情の動きなどは、
その完成度の高さに感心させられます。
そんな訳でB級の楽しさに満ちた快作で、
何か暇つぶしに面白い映画を、
という向きには是非にとお薦めしたい娯楽作品です。
それでは今日はこのくらいで。
今日が皆さんにとっていい日でありますように。
石原がお送りしました。