「くるみ割り人形と秘密の王国」 [映画]
あけましておめでとうございます。
北品川藤クリニックの石原です。
今年もよろしくお願いします。
クリニックは年末年始の休診中です。
休みの日は趣味の話題です。
今日はこちら。
ディズニーがバレエの「くるみ割り人形」を、
実写映画化しました。
これはディズニーとしては、
かなりマニアックな部類の作品で、
ディテールの凝り方は、
ティム・バートン作品のようですが、
そこまでねちっこく拘り抜いた、
という感じではないので、
誰に見せたくて作ったのか、
ちょっと不思議な感じもする作品です。
子供向きとは思えず、
子供が喜ぶような気もしませんが、
かと言って大人が見るのは、
物足りなく観終わって切なくなるような、
空しい気分もあるからです。
元々バレエの「くるみ割り人形」自体、
ほとんどストーリーらしいストーリーはないので、
音楽を使用して、くるみ割り人形が登場すれば、
何でもありなのですが、
一応ドイツのお金持ちの少女らしい設定を元に、
亡くなった母親が幻想の中で作り上げた世界が、
その死により崩壊寸前となるのを、
少女が救うというオリジナルストーリーを展開しています。
この荒廃したネズミの国などのビジュアルが、
廃墟と化した遊園地であったり、
「イット」のような不気味なピエロや、
巨大化したブリキの人形の軍隊など、
なかなか上手く出来ています。
またからくり時計や水車の仕掛けなどの、
メカニックがマニアックで好みでした。
内容は最近のディスニーの常で、
古典的な善悪を反転させるようなひねりがあるのですが、
毎度のことなので特別意外性がある、
という訳ではありません。
中段までは結構ワクワクしながら見ていたのですが、
後半の活劇からラストに掛けては、
物足りなくちょっと空しい感じがありました。
そんな訳で結果的には今ひとつでしたが、
ビジュアルには一見の価値のある、
ディスニーとしてはマニアックに振れた作品でした。
それでは今日はこのくらいで。
皆さんも良いお正月をお過ごし下さい。
石原がお送りしました。
北品川藤クリニックの石原です。
今年もよろしくお願いします。
クリニックは年末年始の休診中です。
休みの日は趣味の話題です。
今日はこちら。
ディズニーがバレエの「くるみ割り人形」を、
実写映画化しました。
これはディズニーとしては、
かなりマニアックな部類の作品で、
ディテールの凝り方は、
ティム・バートン作品のようですが、
そこまでねちっこく拘り抜いた、
という感じではないので、
誰に見せたくて作ったのか、
ちょっと不思議な感じもする作品です。
子供向きとは思えず、
子供が喜ぶような気もしませんが、
かと言って大人が見るのは、
物足りなく観終わって切なくなるような、
空しい気分もあるからです。
元々バレエの「くるみ割り人形」自体、
ほとんどストーリーらしいストーリーはないので、
音楽を使用して、くるみ割り人形が登場すれば、
何でもありなのですが、
一応ドイツのお金持ちの少女らしい設定を元に、
亡くなった母親が幻想の中で作り上げた世界が、
その死により崩壊寸前となるのを、
少女が救うというオリジナルストーリーを展開しています。
この荒廃したネズミの国などのビジュアルが、
廃墟と化した遊園地であったり、
「イット」のような不気味なピエロや、
巨大化したブリキの人形の軍隊など、
なかなか上手く出来ています。
またからくり時計や水車の仕掛けなどの、
メカニックがマニアックで好みでした。
内容は最近のディスニーの常で、
古典的な善悪を反転させるようなひねりがあるのですが、
毎度のことなので特別意外性がある、
という訳ではありません。
中段までは結構ワクワクしながら見ていたのですが、
後半の活劇からラストに掛けては、
物足りなくちょっと空しい感じがありました。
そんな訳で結果的には今ひとつでしたが、
ビジュアルには一見の価値のある、
ディスニーとしてはマニアックに振れた作品でした。
それでは今日はこのくらいで。
皆さんも良いお正月をお過ごし下さい。
石原がお送りしました。