「サバービコン 仮面を被った街」 [映画]
こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。
今日は土曜日で、
午前中は石田医師が外来を担当し、
午後2時以降は石原が担当する予定です。
今日は土曜日なので趣味の話題です。
今日はこちら。
1950年代のアメリカ郊外の「理想の街」を舞台にした、
ブラックコメディ映画で、
コーエン兄弟が脚本を担当し、
ジョージ・クルーニーが監督を務めています。
主演はマット・ディモンとジュリアン・ムーアが夫婦を演じていますから、
非常に全てが豪華なメンバーで期待は高まります。
コーエン兄弟は近作の「ハイル・シーサー」でも、
ハリウッド黄金時代の裏の顔を描いていましたが、
この映画でもアメリカが最も輝いていた時代の、
「嫌な部分」をかなり辛辣に描いています。
ただ、今回の作品はかなりのB級テイストで、
下品でグロテスクで悪趣味な感じが強く、
人種差別の描写もあまりにステレオタイプで一方的です。
豪華キャストが、
普段はあまり演じないような、
かなり嫌な役柄を演じているのですが、
それが意外性や面白さに昇華しておらず、
演じた意味があまりないような結果になっていました。
物語自体もひねりがなく、
人種差別の話と主人公一家の話とが、
大して絡み合うこともなく終わってしまうので、
単調で工夫がなく感じましたし、
ギャグも不発に終わっていました。
要するに、
コーエン兄弟の欠点が全部出た、
という感じの映画で、
クルーニーの演出の力量も、
凡庸な台本を救うような物ではないと感じました。
このジャンルでは、
昨年「ゲットアウト」という快作があり、
良く似た宣伝がされていたので、
その再来を期待してしまったのですが、
実際にはコーエン印の失敗作でした。
個人的にはお薦めは出来ない映画でした。
それでは今日はこのくらいで。
今日が皆さんにとっていい日でありますように。
石原がお送りしました。
北品川藤クリニックの石原です。
今日は土曜日で、
午前中は石田医師が外来を担当し、
午後2時以降は石原が担当する予定です。
今日は土曜日なので趣味の話題です。
今日はこちら。
1950年代のアメリカ郊外の「理想の街」を舞台にした、
ブラックコメディ映画で、
コーエン兄弟が脚本を担当し、
ジョージ・クルーニーが監督を務めています。
主演はマット・ディモンとジュリアン・ムーアが夫婦を演じていますから、
非常に全てが豪華なメンバーで期待は高まります。
コーエン兄弟は近作の「ハイル・シーサー」でも、
ハリウッド黄金時代の裏の顔を描いていましたが、
この映画でもアメリカが最も輝いていた時代の、
「嫌な部分」をかなり辛辣に描いています。
ただ、今回の作品はかなりのB級テイストで、
下品でグロテスクで悪趣味な感じが強く、
人種差別の描写もあまりにステレオタイプで一方的です。
豪華キャストが、
普段はあまり演じないような、
かなり嫌な役柄を演じているのですが、
それが意外性や面白さに昇華しておらず、
演じた意味があまりないような結果になっていました。
物語自体もひねりがなく、
人種差別の話と主人公一家の話とが、
大して絡み合うこともなく終わってしまうので、
単調で工夫がなく感じましたし、
ギャグも不発に終わっていました。
要するに、
コーエン兄弟の欠点が全部出た、
という感じの映画で、
クルーニーの演出の力量も、
凡庸な台本を救うような物ではないと感じました。
このジャンルでは、
昨年「ゲットアウト」という快作があり、
良く似た宣伝がされていたので、
その再来を期待してしまったのですが、
実際にはコーエン印の失敗作でした。
個人的にはお薦めは出来ない映画でした。
それでは今日はこのくらいで。
今日が皆さんにとっていい日でありますように。
石原がお送りしました。