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城山羊の会「自己紹介読本」(2018年再演版) [演劇]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日までクリニックはゴールデンウィークの休診です。
明日からは通常通りの診療になります。

休みの日は趣味の話題です。

今日はこちら。
自己紹介読本3.jpg
2016年の小劇場演劇で一番のお気に入りだった、
城山羊の会の「自己紹介読本」が、
三軒茶屋のシアタートラムに場所を移して、
4月の半ばに再演されました。

これについてはまずこちらをご覧下さい。
自己紹介読本2.jpg
チラシの裏面の一部ですが、
初演の時に書いたブログ記事の一部を、
今回引用して頂きました。

これまで演劇関係の記事で、
こうして使って頂けたのは初めてで、
とてもとても嬉しくて、
しばらくニヤニヤしてしまいました。

その縁で今回はご招待して頂いたので、
買ってあったチケットを妻用にして、
2人で今回の再演に出掛けました。

今回の再演は、
劇場は初演時よりかなり大きくなっていますが、
キャストは全く同じで、
ただの自己紹介から始まって、
予測不可能な展開を見せ、
ラストは異次元に観客をいざなってくれるのですが、
それでいて観終わって良く考えてみると、
オープニングに既に全てが終わっていたことが、
明らかになるという、
極めて技巧的で完成度の高い作品です。

それでいて、
全体のイメージは洒脱で軽く、
一種の艶笑奇談にもなっているという、
小劇場史上唯一無二の傑作なのです。

初演はもっと小空間で、
バックステージのかすかな声が漏れ聞こえて来るなど、
小空間ならではの趣向もあったので、
その点では今回は物足りなさも感じましたが、
その一方で今回はセットなど、
よりリアルな距離感で構築されていて、
この作品のまた別個の魅力が、
明らかになったと感じました。

次回の城山羊の会は、
また新作になるようですが、
楽しみに待ちたいと思います。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。

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