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「キングコング:髑髏島の巨神」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は土曜日で午後は休診となります。
受診予定の方はご注意下さい。

今日は土曜日なので趣味の話題です。

今日はこちら。
キングコング:髑髏島の巨神.jpg
あの「パシフィック・リム」のスタッフが、
「ゴジラ」に引き続いて、
今度は「キングコング」を現代に蘇らせました。
そのアイマックス3D版を初日に見て来ました。

これは東宝の特撮怪獣映画をリスペクトした、
怪獣ファンにはともかく楽しい映画で、
特撮も勿論凄いですし、
設定やストーリーもマニアックに作り込まれています。

プロローグは第二次世界大戦末期に、
謎の孤島髑髏島に、
戦闘中のゼロ戦とアメリカの戦闘機が、
不時着するところから始まり、
そこから本編はベトナム戦争終結時という時間軸で展開されます。

ここで「地獄の黙示録」や「プラトーン」を大胆に換骨奪胎し、
ベトナム戦争映画の密林の軍隊ドラマを、
そのまま怪獣王国のような魔の島で展開させています。

「地獄の黙示録」の密林で、
「キングコング対ゴジラ」か「怪獣無法地帯」か、
というような怪獣タッグマッチが繰り広げられるのですから、
どちらの世界も大好物の僕としては、
これはもうどっぷりとその世界に浸るしかありません。

全体に東宝特撮怪獣映画へのリスペクトがあり、
最初にキングコングを探しに行く人間を集める、
と言う辺りや、
キングコングが大蛸と対決するのは、
もろ「キングコング対ゴジラ」ですし、
島に着いてからの段取りは、
「ゴジラ・エビラ・モスラ南海の大決闘」に良く似ています。
ラストにはゴジラやキングギドラ、モスラ、ラドンまで、
壁画の図像として登場します。
美男美女が良い側の怪獣のお気に入りとなり、
何故か心が通じて、
見つめ合ったり助け合ったりするのも、
一時期の東宝怪獣映画のパターンとほぼ同じです。

キャストもなかなか豪華で、
それも単なるお飾り的な出演ではなく、
怪獣を前にして熱演を繰り広げています。

SFXも凝りに凝っていて、
クライマックスの怪獣同士のバトルは、
「パシフィック・リム」と同じですが、
あちらは夜の場面が多かったのに対して、
今回はラストは昼間の光の中での対決となり、
より画面は鮮明で迫力を増しています。

見せ場は本当に山盛り沢山なのですが、
特に最初にキングコングが米軍ヘリの編隊を襲う場面の、
巨大なものがいきなり襲ってくるという、
体感的な描写は新鮮に感じました。

大画面の3Dで見ることを想定した作りになっているので、
是非アイマックスかそれに準じた規格の大画面で、
3Dでの鑑賞をお勧めします。

他愛のない作品ですが、
血沸き肉躍る最新版の怪獣映画として、
好きな方には絶対のお薦めです。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。