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「ザ・ウォッチャーズ」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は土曜日で午前中は石田医師が、
午後2時以降は石原が外来を担当する予定です。

土曜日は趣味の話題です。
今日はこちら。
ウォッチャーズ.jpg
M・ナイト・シャマラン監督の娘さんの監督デビュー作が、
先日ロードショー公開されました。

お父さんのシャマラン監督は、
個人的には「アンブレイカブル」が結構衝撃的で、
その意表を付いた展開に感銘を受け、
次の「サイン」で今度も何かやってくれるだろうと思っていたら、
とても肩透かしの思わせぶりのみの内容で、
公開初日に観て、とてもとても落胆したことを、
かなりはっきりと覚えています。

個人的にはどんでん返しの映画が大好きで、
それも仰々しい謎が前面に押し出されて、
当然その真相が主題になるのだろうと思っていると、
全然そうではなくて、
あまり主筋と関係ないと思っていた部分に、
実はサプライズとテーマがある、
というようなマニア向けの作品が好みです。

小説は海外ではジョン・ブラックバーン、
日本では我孫子武丸さんの作品に、
そうしたものが多いですよね。
両者ともとても好きです。

映画では意外にそうしたものは少なくて、
シャマラン監督には割とそうした作品が多いので、
個人的にはその点が気に入っています。
「アンブレイカブル」がそうですし、
最近では「オールド」がそうでしたよね。

何故か急激に年を取ってしまう謎の浜辺、
というと、
それが何なのか、
とか、
そう見えてそれはトリック、
というような内容を普通は考えるでしょ。
でも、そうではないんですね。
実は急激に年を取るという謎、
なんてものはどうでも良くて、
それ以外の部分に作品の肝があるのです。

今回の作品は、
森の中で謎の存在に監視されている、
というような趣向なので、
ああ、これはその系統の奴かな、
というように思って、
ちょっと期待をして観に行ったのですが、
実際に観てみるとそうではなくて、
超常現象を真面目にやっている、
というような内容であったので、
個人的には少しガッカリしました。

まあ正統的なホラーサスペンス映画で、
そのジャンル物としての出来栄えはボチボチという感じでした。
画面は全体に暗く、
CGは暗さで胡麻化している、
という印象が否めませんでした。

これなら配信のみの作品の方が、
質的には優れているものも多いので、
今後はこうしたジャンル物を、
映画館で観るという機会は減って来るのだろうと思います。

ジャンル物がお好きな方のみにお勧めです。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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