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「さんかく窓の外側は夜」(2020年映画版) [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は祝日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。
今日はこちら。
さんかく窓.jpg
ヤマシタトモコさんの漫画を原作に、
森ガキ侑大監督が独特のセンスで、
スタイリッシュなスリラー映画に仕立てています。

これは前半は結構良かったんですよね。
人物紹介などなく、
いきなり本題に入る感じも良いですし、
幽霊というのか生き霊というのか、
そのビジュアルもなかなか不気味で良いですし、
岡田将生さんと平手友梨奈さんがどちらも謎めいていて、
正体不明な2人に志尊淳さんが、
翻弄されるのも悪くないと思います。

ただ、原作がまだ完結していないということもあって、
後半はかなりやっつけ仕事、という感じになります。

予算もなかったのだとは思いますが、
クライマックスが廃屋の地下の変な部屋で、
主人公達がじたばたするだけ、
というのは如何にもひどいでしょ。

ラスボスの筈の新興宗教の教祖が、
殆ど活躍しないままに、
警察に捕まってお終い、というのも酷いと思います。

これ、新興宗教の出て来るところで、
お話のスケールがグッと広がらないといけないんですよね。
それが逆にしぼんでしまっているでしょ。
このくらいなら話を膨らまさない方が良かったですよね。
全くもって、後半は画が撮れていません。

そんな訳で堤幸彦さんが一時連発したような、
宣伝先行のガッカリ超大作に近い雰囲気で、
とてもとても空しい気分で映画館を後にしました。

映像センスはあるのでとても残念です。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
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