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「彼らは生きていた」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は土曜日で、
午前午後とも中村医師が外来を担当する予定です。

土曜日は趣味の話題です。
今日はこちら。
彼らは生きていた.jpg
指輪物語で有名なピーター・ジャクソン監督が、
自分の祖父が従軍した第一次大戦の塹壕戦を、
実際の記憶フィルムを最新技術で加工し、
そこに当時の従軍兵士のインタビューの音声を重ねる、
という手法で臨場感豊かに映像化しています。

ピーター・ジャクソン監督は、
メジャーになる前には、
「ブレインデッド」などのホラーの怪作を監督している、
生粋のオタク監督なので、
今回も何かやってくれるのだろう、
とあまり根拠のない期待を持って映画館に足を運びました。

結果は…

真面目な記録映画という感じで、
それほど斬新というようには思えませんでした。

これね、
全ての場面がカラー化された映像という訳ではなくて、
前半と後半は普通のモノクロの記録映像に、
当時のポスターなどの静止画をコラージュしたものなんですよね。
カラーでリアルに修復されているのは、
中段の塹壕の場面のみです。
それも兵士が塹壕で戦闘の合間に話をしたり、
というような映像が殆どで、
実際の突撃場面は、
静止画とイラストなどでの処理になっています。
これは正直ちょっとガッカリしました。

まあ、よく考えれば、
戦闘中に大きなキャメラを廻せる訳もないので、
記録映像は戦闘の合間しかないのは、
当たり前のこととも言えますよね。

そこにもっとトリッキーな何かを、
期待してしまったのが良くなかったのかも知れません。

今回の映像を見ると、
この間観た「1917」が、
とてもリアルに当時を再現していた、
ということが分かります。
ほぼほぼ昔の記録映像と同じです。
これは改めて凄いな、と思いました。

これはまあ、
ドキュメンタリーとしてご興味のある方のみお薦めで、
ピーター・ジャクソン監督という名前に期待すると、
ちょっとガッカリという結果になりかねないので、
それはあまり気にしないで頂いた方が良さそうです。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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