「ボヘミアン・ラプソディ」(伝記映画) [映画]
こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。
今日は日曜日でクリニックは休診です。
休みの日は趣味の話題です。
今日はこちら。
大人気のクイーンの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観て来ました。
平日でしたが新宿のアイマックスが完売でした。
クイーンは高校生の時に、
「ジャズ」というアルバムが発売されて、
これはカセットテープですり切れるくらいに聴きました。
日本の場合最初はビジュアル的な人気が先行で、
その後音楽的に評価が高まって、
僕が高校生の頃には、
音楽ファンでほぼけなす人はいない、
というくらいの存在でした。
高校生の時に一度武道館の来日公演があって、
とても行きたかったのですが、
チケットは取れませんでした。
同じクラスに有名な音楽評論家のご家族の人がいて、
「チケット押さえたからみんなで行こうぜ」
みたいな話をしていて、
僕はその「みんな」には入っていなかったので、
とてもうらやましいなあ、
と思っていたことを、
何故か今でも鮮明に覚えています。
詰まらないことだけ、
リアルに覚えているのが嫌ですね、
人生って!
さて、この映画は、
1985年のライブ・エイドのコンサートの場面を、
忠実にほぼ全編再現した映像がラストにあって、
そこがともかく抜群に素晴らしく興奮する出来映えです。
ライブの映像化としては、
間違いなく歴史に残るものではないかしら。
ドラマの部分は意外に薄味で大雑把なのですが、
ライブにそっくりさんによる再現ドラマがくっついている、
というような構成になっているのです。
この拘りのそっくりぶりはかなり凄くて、
主人公のフレディ・マーキュリーも良いですが、
ブライアン・メイがまたそっくりですよね。
最後に実際の映像が出て来ますが、
フレディの恋人のマッチョの男性や、
両親がまたそっくりでビックリします。
ドラマはライブ・エイドをクライマックスにするために、
フレディがエイズになるのも、
父親と和解するのも、
生涯の恋人と再会して、
女性の恋人とは親友となるのも、
こじれたメンバーと和解するのも、
全てライブ・エイドの直前、
という設定になっています。
そんなことは明らかになさそうなのは、
それほどのクイーンズ好きではない僕でも、
おおよそ分かりますが、
その大雑把な再現ドラマ的クオリティが、
この映画には合っていて、
ラストのライブが涙なしでは観られなくなりますし、
歌自体もドラマと全て重ね合わせてしまうのです。
この強引さが、
この映画に関しては成功しています。
題名は「ボヘミアン・ラプソディ」ですが、
その創作の場面は意外にあっさりとしか描かれていません。
あれは当時としては画期的な楽曲だったのですが、
今聴いて面白いような曲ではないですよね。
ライブで再現も出来ないし、
知らない人が映画を観ても、
どんな曲なのか分からないと思います。
それを含めてもう少し音楽的なメンバーの葛藤とか、
そうした部分があっても良かったかな、
というようには思います。
後、ライブではギターとドラムのソロと、
でっかい原色の照明ボードが、
ステージの上で動くのが有名でワクワクするのですが、
それが映画ではほぼ出て来ませんでした。
ただ、それもこれもラストのライブの場面を、
圧倒的なクライマックスにするための、
引き算的な演出なのだと思うので、
繰り返しになりますが、
この映画としてはこれで良かったのだと思います。
何度も観たくなる映画ですよね。
僕ももう一度くらい体感したいです。
別にドラマ部分は小さな画面でも良いのですが、
ラストだけは大画面の大音響がマストですね。
皆さんも是非。
すっきりしますよ。
それでは今日はこのくらいで。
皆さんも良い休日をお過ごし下さい。
石原がお送りしました。
北品川藤クリニックの石原です。
今日は日曜日でクリニックは休診です。
休みの日は趣味の話題です。
今日はこちら。
大人気のクイーンの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観て来ました。
平日でしたが新宿のアイマックスが完売でした。
クイーンは高校生の時に、
「ジャズ」というアルバムが発売されて、
これはカセットテープですり切れるくらいに聴きました。
日本の場合最初はビジュアル的な人気が先行で、
その後音楽的に評価が高まって、
僕が高校生の頃には、
音楽ファンでほぼけなす人はいない、
というくらいの存在でした。
高校生の時に一度武道館の来日公演があって、
とても行きたかったのですが、
チケットは取れませんでした。
同じクラスに有名な音楽評論家のご家族の人がいて、
「チケット押さえたからみんなで行こうぜ」
みたいな話をしていて、
僕はその「みんな」には入っていなかったので、
とてもうらやましいなあ、
と思っていたことを、
何故か今でも鮮明に覚えています。
詰まらないことだけ、
リアルに覚えているのが嫌ですね、
人生って!
さて、この映画は、
1985年のライブ・エイドのコンサートの場面を、
忠実にほぼ全編再現した映像がラストにあって、
そこがともかく抜群に素晴らしく興奮する出来映えです。
ライブの映像化としては、
間違いなく歴史に残るものではないかしら。
ドラマの部分は意外に薄味で大雑把なのですが、
ライブにそっくりさんによる再現ドラマがくっついている、
というような構成になっているのです。
この拘りのそっくりぶりはかなり凄くて、
主人公のフレディ・マーキュリーも良いですが、
ブライアン・メイがまたそっくりですよね。
最後に実際の映像が出て来ますが、
フレディの恋人のマッチョの男性や、
両親がまたそっくりでビックリします。
ドラマはライブ・エイドをクライマックスにするために、
フレディがエイズになるのも、
父親と和解するのも、
生涯の恋人と再会して、
女性の恋人とは親友となるのも、
こじれたメンバーと和解するのも、
全てライブ・エイドの直前、
という設定になっています。
そんなことは明らかになさそうなのは、
それほどのクイーンズ好きではない僕でも、
おおよそ分かりますが、
その大雑把な再現ドラマ的クオリティが、
この映画には合っていて、
ラストのライブが涙なしでは観られなくなりますし、
歌自体もドラマと全て重ね合わせてしまうのです。
この強引さが、
この映画に関しては成功しています。
題名は「ボヘミアン・ラプソディ」ですが、
その創作の場面は意外にあっさりとしか描かれていません。
あれは当時としては画期的な楽曲だったのですが、
今聴いて面白いような曲ではないですよね。
ライブで再現も出来ないし、
知らない人が映画を観ても、
どんな曲なのか分からないと思います。
それを含めてもう少し音楽的なメンバーの葛藤とか、
そうした部分があっても良かったかな、
というようには思います。
後、ライブではギターとドラムのソロと、
でっかい原色の照明ボードが、
ステージの上で動くのが有名でワクワクするのですが、
それが映画ではほぼ出て来ませんでした。
ただ、それもこれもラストのライブの場面を、
圧倒的なクライマックスにするための、
引き算的な演出なのだと思うので、
繰り返しになりますが、
この映画としてはこれで良かったのだと思います。
何度も観たくなる映画ですよね。
僕ももう一度くらい体感したいです。
別にドラマ部分は小さな画面でも良いのですが、
ラストだけは大画面の大音響がマストですね。
皆さんも是非。
すっきりしますよ。
それでは今日はこのくらいで。
皆さんも良い休日をお過ごし下さい。
石原がお送りしました。
2018-12-16 09:08
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