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宅間孝行「あいあい傘」(タクフェス第6弾) [演劇]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は土曜日で午前中は石田医師が、
午後は石原が外来を担当する予定です。

今日は土曜日なので趣味の話題です。
今日はこちら。
あいあい傘.jpg
タクフェスは宅間孝行さんのプロデュースユニットで、
現在は主に宅間さんが過去の東京セレソンデラックスで上演したお芝居を、
毎年1から2本多彩なキャストで上演する、
というスタイルが確立されています。

開演前には宅間さんやゲストのサイン会、
物販のじゃんけん大会などがあり、
終演後にはオリジナルのテーマ曲を、
キャスト全員が振り付けで踊り、
一部は写メもOKというようなサービスが、
毎回用意されているのがお楽しみです。

セレソンが解散した2012年以降、
上演されたタクフェスの作品はほぼ全て観ているのですが、
あまり感想を書いていないのは、
個人的には乗り切れない作品が多かったためです。

宅間さんの作品は、
シンプルなクライマックスに落とし込むまでの前半が、
いつも人物関係が複雑であまり目立った事件が起こらず、
単調に流れる傾向があるので、
本筋になる前に疲れてしまい、
クリアな頭でクライマックスまで達することが、
難しかったのが実際でした。

いつも年長の役者さんが1人はいて、
宅間さんとの長い絡みがあり、
そこで一種のアドリブ合戦が展開されるのですが、
そこでグズグズになったテンポが、
その後も後をひいてしまって、
メリハリのない舞台になることも難点でした。

ただ、今回の作品は内容もシンプルで、
人物関係もかなり整理されているので観やすく、
今回ゲストのにぎやかしのモト冬樹さんは、
宅間さんとのアドリブの呼吸も良かったですし、
何よりスムースにシリアスに入る呼吸があったので、
物語に素直に入り込むことが出来ました。

宅間さんの役はもろ寅さんというテキ屋で、
こうした芝居は抜群ですから、
安定して楽しむことが出来ます。

クライマックスは素直に泣けましたし、
そこに焦点を当てたセットと夜店の美しい照明も効果的でした。

そんな訳で今回はタクフェス以降の宅間さんの舞台の中では、
最も楽しむことが出来ました。

これからも頑張って下さい。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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