「クワイエット・プレイス」 [映画]
こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。
今日は土曜日で午前午後とも石原が外来を担当する予定です。
今日は土曜日なので趣味の話題です。
今日はこちら。
これは1950年代頃のユニヴァーサルやAIPが連発していた、
チープで世紀末的なSFホラーの世界を、
リニューアルしたようなB級SFホラー映画で、
こうしたものが好きなので、
まずは楽しく鑑賞することが出来ました。
お話はエイリアンに侵略された近未来が舞台で、
そのエイリアンというのが目を持たず、
音にだけ反応して、
物音がすると、
たちまち襲いかかってくる、
という設定になっています。
そのために、生き残った人類は、
何も音を立てないようにしてひっそりと生活しています。
と言っても、大仕掛けな話になる訳ではなく、
両親と3人の子供の一家が、
アメリカの田舎を逃げまわるだけ、
というような最小限度のお話になっています。
設定は正直かなり穴があるんですよね。
人間以上に聴覚が発達しているエイリアンなのですが、
その割には後半は少しくらい音を立てても、
小さな音なら大丈夫という感じになっています。
本当なら、人間の立てる音なら、
微細な音でも感知する筈ですが、
仮にそうだとすると、
多分多少息を潜めたところで無駄だと思いますから、
設定自体が成立しなくなってしまうのですね。
まあでも、こうしたB級映画では、
そのくらいはお約束で、
目を瞑って楽しむのが正解なのだと思います。
設定上前半は殆ど台詞はなく、
手話と字幕でストーリーは展開されるという、
サイレント映画的な趣向がミソで、
そこに音の効果が最大限に利用される、
というのがなかなか面白いのです。
低予算でエイリアンの登場シーンも、
最小限度しかないのですが、
最近の怪物やエイリアンが最初からじゃんじゃん登場する、
という派手な作品と比較すると、
その抑制されたタッチが、
むしろ新鮮に感じられます。
そのビジュアルも、
新味はないのですが、
なかなかリアルで悪くありませんでした。
そんな訳で、
上映時間も90分と昔の映画と同じ手頃な長さですし、
こうしたチープな娯楽作が好きな向きには、
決して悪くない1本だと思いました。
お好きな方のみにお薦めです。
それでは今日はこのくらいで。
今日が皆さんにとっていい日でありますように。
石原がお送りしました。
北品川藤クリニックの石原です。
今日は土曜日で午前午後とも石原が外来を担当する予定です。
今日は土曜日なので趣味の話題です。
今日はこちら。
これは1950年代頃のユニヴァーサルやAIPが連発していた、
チープで世紀末的なSFホラーの世界を、
リニューアルしたようなB級SFホラー映画で、
こうしたものが好きなので、
まずは楽しく鑑賞することが出来ました。
お話はエイリアンに侵略された近未来が舞台で、
そのエイリアンというのが目を持たず、
音にだけ反応して、
物音がすると、
たちまち襲いかかってくる、
という設定になっています。
そのために、生き残った人類は、
何も音を立てないようにしてひっそりと生活しています。
と言っても、大仕掛けな話になる訳ではなく、
両親と3人の子供の一家が、
アメリカの田舎を逃げまわるだけ、
というような最小限度のお話になっています。
設定は正直かなり穴があるんですよね。
人間以上に聴覚が発達しているエイリアンなのですが、
その割には後半は少しくらい音を立てても、
小さな音なら大丈夫という感じになっています。
本当なら、人間の立てる音なら、
微細な音でも感知する筈ですが、
仮にそうだとすると、
多分多少息を潜めたところで無駄だと思いますから、
設定自体が成立しなくなってしまうのですね。
まあでも、こうしたB級映画では、
そのくらいはお約束で、
目を瞑って楽しむのが正解なのだと思います。
設定上前半は殆ど台詞はなく、
手話と字幕でストーリーは展開されるという、
サイレント映画的な趣向がミソで、
そこに音の効果が最大限に利用される、
というのがなかなか面白いのです。
低予算でエイリアンの登場シーンも、
最小限度しかないのですが、
最近の怪物やエイリアンが最初からじゃんじゃん登場する、
という派手な作品と比較すると、
その抑制されたタッチが、
むしろ新鮮に感じられます。
そのビジュアルも、
新味はないのですが、
なかなかリアルで悪くありませんでした。
そんな訳で、
上映時間も90分と昔の映画と同じ手頃な長さですし、
こうしたチープな娯楽作が好きな向きには、
決して悪くない1本だと思いました。
お好きな方のみにお薦めです。
それでは今日はこのくらいで。
今日が皆さんにとっていい日でありますように。
石原がお送りしました。
2018-09-29 07:05
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