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「ラ・ラ・ランド」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日2本目の記事も映画の話題です。
それがこちら。
ララランド.jpg
前評判の高かったミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」を、
初日の新宿の映画館で観て来ました。

これがビックリで最初の5分間、
声やボーカルの音が流れず、
一旦静止画像になってお詫びが流れ、
それから15分押しくらいで再開されました。
ただ、上映された作品の音声も少しバランスが悪く、
問題のある感じでした。
デジタルになってからの映画館で、
こんなことは初めての経験でした。

色々なことがありますね。

これは詰まらない映画ではないのですが、
期待が大きかっただけに、
「それほどじゃないな」というような感想を、
どうしても持ってしまいました。

主役の2人は抜群に良いので、
2人の演技を見ているだけで、
まあ元は取っているな、という感じにはなるのです。

新しい感覚のミュージカル映画、
というようなものをイメージしていたのですが、
あまりそうした感じではなくて、
特に前半30分くらいは、
演技を少しして急に歌いだし踊りだすという、
昔懐かしいミュージカルをそのままやっています。
それが主役2人はミュージカルのプロではないので、
歌も踊りも素人の感じです。
他のダンサーも一糸乱れぬダンス、という感じでもなく、
歌も鼻歌みたいな感じで、
露骨にアフレコである上に、
歌い上げるようなところもありません。

これは素人芸として見せたいのか、
下手糞なプロとして見せたいのか、
良く分からない感じです。

中段以降はあまりミュージカルシーンはなく、
普通のハリウッドメロドラマのパターンになります。
プラネタリウムでデートをすると、
星空にフライングになって影絵になったりするのも、
真面目にそのままやっているのですが、
あまりに古めかしくてその意図を疑ってしまいます。

ラストは「シェルブールの雨傘」みたいになるのですが、
あり得た未来をイメージして、
涙を浮かべてそれで終わりというのも、
どうもあまりに予定調和でクラクラしてしまいます。

台詞などはお洒落でセンスが良いのだとは思いますし、
ダンスに入る段取りなどもパロディめいて面白い部分があります。
ただ、トータルにはミュージカルというには、
あまりにミュージカル場面がお粗末で、
それでいて新しいものを目指したという感じもないので、
「本当にこれでいいの?」
という疑問が最後まで抜けませんでした。

音効は悪いままだったので、
2回くらい観ないとな、とも思うのですが、
正直1回でいいかな、
という感じの作品でした。

ちょっと残念です。

それでは3本目の映画に続きます。
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