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2014年の声楽リサイタルと演奏会 [音楽]

こんにちは。
六号通り診療所の石原です。

今年で1年も終わりですね。

今日は今年の声楽リサイタルを振り返ります。

今年は大好物のコロラトゥーラを主体に、
以下の声楽リサイタルを聴きました。
①デミトラ・テオドッシュウ ソプラノリサイタル(オペラシティ)
②マルリス・ペーターゼン(東京春歌曲シリーズ)
③ナタリー・デセイ&フィリップ・カサール リサイタル
④フィリップ・ジャルシキー(カウンターテナー)
⑤モイツァ・エルトマン&メストレ(オペラシティ)
⑥セルソ・アルベロ テノールリサイタル(オペラシティ)
⑦バルバラ・フリットリ ソプラノリサイタル(オペラシティ)
⑧デジレ・ランカトーレ ソプラノリサイタル(紀尾井ホール)
⑨エヴァ・メイ ソプラノリサイタル(紀尾井ホール)
⑩パオロ・ファナーレ(紀尾井ホール)
⑪ロベルタ・マメリ(ラ・ヴェネクシアーナとジョイント)
⑫ナタリー・シュトゥッツマン(フランス歌曲)

以上の12リサイタルです。

御存じの方は御存じのように、
僕の永遠の女神はソプラノのデセイ様なので、
その2年ぶりの来日は、
一番のイベントでした。

ただ、元々キャリア的にもう厳しいのですが、
今回のコンディションは最悪で、
正直聴くのが辛いリサイタルでした。
一応サインももらったけどね…

それではリサイタルのベスト3です。
①バルバラ・フリットリ ソプラノリサイタル
http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2014-06-07
熟成した果実のような時期にあるフリットリですが、
このところの来日は、
調子があまり良いとは言えませんでした。
ただ、今回のリサイタルは、
これまでで最も調子の良い状態で、
その歌唱はまさに絶品でした。
その声と節回し、ベルカントのお手本です。

②マルリス・ペーターゼン(東京春歌曲シリーズ)
http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2014-03-30-1
待望の初来日のドイツのコロラトゥーラです。
以前武蔵野でリサイタルの予定があったのですが、
キャンセルになっています。
本当はコロラトゥーラのアリアを聴きたいのですが、
ドイツの歌手は殆ど歌曲以外はリサイタルでは歌わないので、
仕方がありません。
非常に知性的で理的な歌で、
シェーファーをもう少しパワフルにした感じです。
素晴らしい歌唱でしたし、
是非オペラで来日して欲しいと思いました。
でも、多分ないですね。

③エヴァ・メイ ソプラノリサイタル
何度も来日しているエヴァ・メイですが、
今回はオペレッタ主体のコンサートということで、
手抜きかい、とあまり期待しなかったのですが、
それがどうして、
技巧も含めて素晴らしい歌唱で、
オペラアリアと同じくらい楽しめました。
彼女は出来不出来が比較的激しいのですが、
今回は堂々の名歌唱でした。

以上がベスト3で、
男性歌手は数人ですが、
いずれもあまり感心せず、
ヨナフ・カウフマンは、
「予想通り」ドタキャンとなりました。

個人的には出ない声が出てしまう、というような、
超絶技巧の高みを行く歌を聴きたいのですが、
最近はそうした技巧派で、
その上藝術性とのバランスの取れた歌手の歌声は、
あまり聴くことがありません。

こちらは僕が感想を言えるようなものではないのですが、
以下のような演奏会にも行きました。

①N響1774回定期公演(オルフ)
②ニューヨークフィル来日公演
③ボローニャ歌劇場管弦楽団(吉田裕史凱旋)
④ウィーンフィル来日公演(シベリウスとシュトラウス)
⑤イスラエルフィル(マーラー5番)

オルフは滅多に聴けない、
「カトゥリ・カルミナ」が風変わりで面白く、
イスラエルフィルは指揮はともかく、
マーラーの音色は抜群でした。

それでは今年はこれで失礼します。

皆さんも良い年の瀬をお迎え下さい。

石原がお送りしました。
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