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バンダ・ラ・コンチャンコンピアルバム公演「御ゑん祭~近藤さんでずっぱりだって!?」 [演劇]

こんにちは。
六号通り診療所の石原です。

朝から何となくぼんやりして、
それから今PCに向かっています。

今日は土曜日なので趣味の話題です。

今日はこちら。
御えん祭.jpg
青山円形劇場は今年で閉館という予定ですが、
その最後の企画の1つとして、
実力派の脇役としてテレビなどでもお馴染みの近藤芳正さんが、
4つの若手劇団に短編の戯曲を依頼して、
それをまとめて上演し、
その全てで主役を演じるという、
かなりの荒技の企画を上演しました。

参加した劇団は、
上品な音楽劇のような作品の「青☆組」、
シンプルで繊細な台詞劇の「Mrs. fictions」、
シュールな暴れん坊の「ナカゴー」、
そして小劇場テイストリニューアルの「ぬいぐるみハンター」の4組です。

僕がこれまでに観たことがあるのは、
「ナカゴー」と「ぬいぐるみハンター」の2劇団で、
今回は主に「ナカゴー」の大暴れに期待して、
劇場に足を運びました。

各劇団20から30分程度の上演時間の作品を持ち寄り、
その全てに基本的に主役として、
近藤芳正さんが出演します。

それから、おまけとして、
近藤さんと半海一晃さん、寺十吾さん、
小川菜摘さんの4人による、
楽屋落ちめいた作品が付き、
更に作品の間を、
パフォーマーと歌手のステージで繋ぎます。

非常に盛り沢山の舞台でしたが、
そうダレルこともなく、
水準の高い舞台が続いたのはなによりでした。

4作品の中では、
個人的にはナカゴーに最も期待がありましたが、
これは期待にたがわぬ怪作で、
非常に楽しい時間を過ごしました。

以下その内容には少し踏み込みます。

ナカゴーの作品は「森」と題され、
筆おろしのために先輩に森に連れて来られた、
近藤さん扮するサラリーマンが、
口裂け女の集団に襲われ、
先輩は対決するもののすぐに殺され、
身体をバラバラにされてしまいます。
その先輩の生首が、
何故か意思を持って、
気弱な主人公を勇気付けるので、
サラリーマンは妖怪の集団相手に、
孤軍奮闘で戦いを挑みます。

相手の1人が持っていたハンマーを、
逆に奪い取った主人公は、
それを振り回して、
口裂け女を殴り倒しまくります。

勿論偽物のハンマーではあるのですが、
それで女の子とオカマから成る妖怪の集団を、
舞台上で殴って殴って殴りまくるというのは、
ある種の屈折した爽快感があり、
ナカゴーの若手の役者さん達を、
近藤さんが倒しまくるという構図もまた、
見ていてワクワクする感じがあります。

普通20分くらいで1つの作品を作るのだと考えれば、
ストーリーをどのように圧縮して取り込もうかと、
そんな風に考えるところで、
他の3つの作品は基本的にそうした考えなのですが、
ナカゴーに関しては、
物語る部分は数分で終了してしまい、
後はひたすらへっぽこバトルが続くのです。

ナカゴーならではの楽しく、
ちょっと危険な作品でしたし、
今回は著名な方も客席に多くいましたから、
これがプチブレイクのきっかけになるかも知れないと思いました。

他の3作品もそれなりに良質で、
悪くないものばかりでしたが、
正直僕の嗜好には、
あまり合いませんでした。
シンプルに言えば、
生でなくても良いかな、と思いましたし、
ぬいぐるみハンターに関しては、
その癖のある部分が、
馴染めないものを感じました。

近藤芳正さんの芝居は、
久しぶりに生で観ましたが、
改めて良い役者だな、と感じましたし、
その気合いには意気に感じるものがありました。

こういうのはまた是非やって欲しいと思います。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。

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