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チューリッヒ歌劇場の「ばらの騎士」 [オペラ]


あけましておめでとうございます。
六号通り診療所の石原です。

新年最初はオペラの話題です。
上の写真はシュトラウスのオペラ、
「ばらの騎士」の3幕ラストの3重唱。
この名作の最大の聴き所であると共に、
全オペラの中でも屈指の名場面です。

これはスイスの名門オペラハウス、
チューリッヒ歌劇場の2004年のライブ。
ややいかつい面々が揃っているので、
ちょっとイメージが湧き難いですが、
中央が元帥夫人役のニーナ・シュテンメ。
左がその愛人の若者役の、
ヴェッセローナ・カサロヴァ。
(メゾ・ソプラノが演じます)
そして、右は若者の恋人役の、
マリン・ハルテリウスです。

若さと老い。譲る愛と一途な愛。
3者3様の思いが絡み合い、
見事な歌のアンサンブルとして結実します。

数年前、このメンバーが完全に揃って来日。
来日公演でこの演目を上演しました。

これはねえ、本当に奇跡的に素晴らしかったですね。
シュトラウスは聴き慣れないと、
結構敷居が高くて、
正直うとうとすることも多いのですが、
この「ばらの騎士」は緻密で美しく、
極上のアンサンブルは、
この作品の真価を教えてくれました。

それでは今日はこのくらいで。
これから僕は新年のご挨拶に、
ちょっと遠方まで行きます。
皆さんも良いお正月をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
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